マンデラ・エフェクト(マンデラ効果)の他の事例は勘違い


マンデラ・エフェクト(効果)という言葉は聞いたことがあるだろうか。1980年代当時、存命中だった南アフリカの指導者ネルソン・マンデラが、1980年代に獄中死していたという記憶を持つ人が大勢現れた事に由来する。
マンデラ以外の事例を示して、支配者が過去へタイムスリップして書き換えたとか、我々がパラレルワールドに移行したとか、2012年末にアセンションしたとか、原因に関してそういう話になってゆく。当ブログはオカルトは肯定しているものの、マンデラ効果で示される事例については却下の事がほとんどだと判断した。
●朝鮮半島の位置は九州の北方に位置しているが、記憶では福井県の沖にあった……福井県とかに住んでいる人ならば、沖に朝鮮半島なんてあるわけがない事が明白。朝鮮による拉致事件が九州より北陸で目立ったから勘違いしている。
●京都府に海なんて無かったはず……天橋立は京都府。古来、海は存在。これも福井県に住んでいれば、日本海側の隣は京都だと当然の認識。
●オーストラリアの位置は、もっと南アメリカ寄り(地図だと→方向)にあったはず……その位置だと日付変更線を超えてしまっている。それなりの規模の国だと、ニュージーランドが最も早く日付が変わるので、現状の位置で問題なし。
●ハワイはもっと日本に近かったはず……その場所はグアム。ハワイはちゃんと遠い。
●東京タワーは全色が赤だったはず……面積では赤塗りが大半でも白もある。下から見ると赤が目立つし、初期のパンフレットのデザインは赤色で印刷されていたので、そう思っただけ。また、夜は赤一色にライトアップする事がある。
●1993年の京都へ行くキャンペーン「そうだ 京都 行こう」は、「そうだ 京都へ(に) 行こう」だったはず……京都地方では助詞を抜かす傾向があり、「へ(に)」を抜いた方言がキャンペーン名になっている。東京モンが方言を理解していないだけ。
●勉強の「勉」の字の右側は力だが、記憶では「ム」だった……「強」の字の右上が「ム」なので、子供の頃から、勉にその誤字を書く人が多い。ツトムという名前に「勉」を使う場合があり、ムを連想しやすい。極めつけは、「鬼」という字を後になって習い、同等の位置にムを書く事に慣れてしまう。
●「謎」「辻」という漢字は、しんにょうの左上の点は1つだったはず……そんな漢字があっても、フォントの違いとか、旧字体だとかで説明できる。その漢字は、元々その漢字だった。謎は高校レベルの常用漢字、辻は常用漢字ですらない。つまり、基礎漢字のしんにょうは点が1つばかりなので、「しんにょうは全て点が1つ」と勘違い。
●美術品の▲▲が微妙に変わっている……美術品には修復作業がある。悪の勢力が過去に飛ばなくても、現代で変更可能。
●聖書には▲▲のような記術は無かったはず……聖娼は古来、書き換えられてきているので、悪の勢力が過去に飛んだわけでもないし、パラレルワールドに迷い込んだわけではない。
当ブログでは、パラレルワールドとか、この世はプログラミングされた世界とか、そういう話を否定しているわけではない。むしろ、肯定の方向。しかしながら、面白そうと調べたマンデラ効果に関する事例には懐疑的になった。
多数の人が事実とは異なる記憶を持つ事があり得ないと考える時点で却下。もし、誰もが正確な記憶をできるならば、皆が受けるテストの点数は常に高いはず。実際には、正確に記憶できずに惨憺たる成績なのが実態。正答率の低い試験問題はどこにでもある。

オチを用意しておくと、オカルトが正しい事と、オカルト説が正しい事は別。同様に、陰謀論が正しい事と、GESARAが正しい事は別という概念を持つ事が大切だという話。
関連記事
この世はマトリックスの世界
- 関連記事
-
- 日本や世界の危機を訴えている人がゴミ情報を掴んでいる
- 土星崇拝の解説ムービー
- マンデラ・エフェクト(マンデラ効果)の他の事例は勘違い
- レプティリアンにまつわる都市伝説
- さいたま新都心の月の広場に巨大トカゲ(月のとかげ)2