無職強制収容所~日本は民主主義国家ではない

本日は「無職強制収容所」という漫画の話。全6巻で完結となる。
未来の日本社会が舞台で、無職の者は政府によって収容され脳改造を受けて社会に戻される法案が設立し実施されている。
終盤では、設立から実施までの裏舞台も語られ、法律は定めたいものの、技術が追いついておらず、死亡者が多かった。まずは囚人で試される。しかし、政府のメンバーは早く法案通りの管理社会を実施したくて、法律を通した。日本は民主主義国家ではないと語られる。
全体的な感想だが、テーマは読みたくなるような面白いタイトルだが、途中からはバトルばかりになっていき、無職とはあんまり関係なくなり、結局は打ち切りみたいな形で終わっている。
無職強制収容所にあったテーマで、社会の仕組みとして面白い部分を取り出す。強制収容と脳改造に反対する反政府組織があるのだが、実際にその組織を支援しているのは政府自身だった。反対される勢力を自分で造ってしまえば、本当に反対行動を実現できる組織が存在しなくなるという道理だ。
デーヴィッド・アイクの語る社会の仕組みと同じだ。
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