1960年代作品で地底に住む人食い爬虫類巨人~サイボーグ009(石ノ森章太郎)2
サイボーグ009の舞台は1960年代当時の現代の物語。サイボーグ(改造人間)が9人+博士という味方の構成だ。
地底に住む爬虫類的巨人の話の他にも、陰謀論的な内容があり、語れる事は目白押し。なのだが、時間の都合上、今回は爬虫類的巨人の話を中心とする。

筆者はサイボーグ009のアニメ全50話+番外編3話に注目し、ほぼ視聴を終えて最終局面を残すのみという所まで進んだ。
アニメの最終章は地底の国ヨミ編で、海底の洞窟を抜けてゆくと、空気のある地底に到達。そこには爬虫類人と、奴隷として働かされている人類(地上人との交流は無いが、見た目は同等)がいた。爬虫類人のサイズは、だいたい2.5~3メートルで、昨今のレプティリアン陰謀論で登場する大きさと同じだ。巨人と言っても、10メートルを超えるような神様サイズではなく、捕食者として成立する程度の巨体だった。そう、単なる奴隷ではなく、家畜として飼われる存在が、地底の人類だった。爬虫類人は単に人を飼っているだけでなく、人への遺伝子操作で効率的に人頭をキープしている。爬虫類人は単なる物理的パワーだけでなく、目から催眠光線を出して支配してくるのだ。
現実のオカルト陰謀論で語られる爬虫類人は、催眠術のような仕組みでシェイプシフトしている。肉体がグニャーっと変形したり、皮が剥けると爬虫類肌が登場するのではなく、人間に暗示を掛けて爬虫類人の姿を一般の人間っぽく見せているのだ。映画ゼイリブでも、エイリアンは人間に変身しているのではなく、催眠電磁波によって、人の姿に錯覚させていた。
カメレオンをムービーで見ると面白いが、擬態を別の言葉で表現をすると、本来と異なった何かを見せていると言える。
009の話に戻り、爬虫類人の名称はザッタン人で、飼われる人類はプワ・ワーク人となる。ザッタンはサタンが語源で悪魔の意、プワ・ワーク人は貧困労働者の意となる。解釈が色々と想定できるが、当筆者が「これだろう」と思ったのを述べてゆく。
爬虫類人と人間の関係は、現実の模倣だと判断した。人類は働かされているのに貧困のままの奴隷で、しかも捕食者の食料として養殖されている。爬虫類人=悪魔というのも、当然のごとく表現しているわけだ。
ただ、爬虫類人の正体を宇宙人だとは認識できなかった。009で地底にいる爬虫類人は、ドラえもん・竜の騎士と同様、恐竜がルーツの爬虫類人だと解釈した。もちろん、恐竜が勝手に進化したのではなく、格上の宇宙人あってこその進化だ。
一方、地下帝国ヨミ編の前には、二足の直立歩行し、動物の頭部をしたUFOに乗る存在が登場していて、その者達は地球の秘密結社(物語ではブラック・ゴースト)を金づると呼んでいた。つまり、UFOに乗る存在の格下として秘密結社が存在していたのだ。このUFOに乗る動物の頭部をした二足歩行の存在が宇宙人と言える。なお、秘密結社のドン・スカールはドクロの顔と言うより蛇だと認識した。
009では、実は秘密結社と地底の爬虫類人とは敵対していた。正確には、地底世界の征服を争う形だった。どちらが人類の上に立っても、人類が奴隷・家畜という立場は変わらない。違いといったら、爬虫類人の家畜だと食われるオプションが付き、秘密結社の下だと理不尽な死など無駄死にになる違いだ。
地底に住む恐竜ルーツの爬虫類人と、爬虫類的宇宙人は人類征服という点では敵対しているのかも知れない。なお、当ブログでは、爬虫類的宇宙人が地底の爬虫類人を利用しているという記事を書いた。
恐竜ルーツの爬虫類人と、爬虫類的宇宙人という2つの立場が明確にされている作品としては、ドラゴンクエストで有名なエニックスから登場した46億年物語。記事は面白いと思うのだが、受けはいまいちのようだ。ここで、46億年物語の補足を語る。爬虫類的宇宙人は進化の秘法としてクリスタルを生物に提供していたのだが、そのクリスタルを自在に操る種族がいる事に気付く。その正体は、恐竜ルーツの爬虫類人で、宇宙人からは「我々と同じ進化をした者が地球にもいる?!」とされ、見た目や能力が非常に近いというわけだ。
同時には語られていないが、ドラえもんの魔界大冒険では、宇宙人=魔法を授けてくれた悪魔として、ドラゴンを配下に置いていた(乗り物として利用していた)。一方、のび太と竜の騎士では、地球の地底に人間サイズの爬虫類人がいて、やはり恐竜を乗り物にしていた。ドラえもんという作品でも、爬虫類的宇宙人と、地底の恐竜ルーツの爬虫類人が別の存在として登場するのだ。
なお、当ブログでは、恐竜は地球産ではなく、木星産だと考えている。食料のために木星トカゲを地球に運んだのだ。
思考としては、古代文明や陰謀論などに詳しい人が漫画を描いたのではなく、漫画を描く役目を志願した人が、秘密結社で古代文明や陰謀論の事を習ってネタにしたとなる。
記事のまとめだが、作品は1964年スタートで、1967年にはヨミ編に入っている。50年前となれば、リアルタイムで見ていたのは老人の部類だ。つまり、現在生きている人の世代は、爬虫類人が存在する作品にいつでも触れる事ができたわけだ。今回は語っていないが、陰謀論の範囲で語られる、武器の商人や悪の秘密結社なども、サイボーグ009で1960年代に存在している事になる。なのに、当時には「作者は真実を知らされているから描けるのだ」と考える人はいなかったのだろうか?
改めてサイボーグ009から要点を取り出すと、地球には秘密結社があり、現実で語られている陰謀論と同等の行為を実施。また、宇宙人(見た目がワニのもいる)の配下。それとは別に、征服で争う地底の爬虫類人がいる。つまり、1960年代に既に現代のオカルト陰謀論と同じ事が語られているのだ。で、誰か当時、事実として扱えたかな?
浮かび上がる法則としては、映画やアニメ・漫画などで真実を語っても、それを真実だと認識できる人はいないという事だ。「映画は嘘を信じさせるためにある」という陰謀論的思考は却下となる。もし、嘘を信じさせる陰謀ならば、「爬虫類人が人類の支配者だ」という噂より前に、1960年代当時より「爬虫類人といういもしない存在を語る陰謀がある」という話が発生しているはずなのだから。「爬虫類人は作り話だ」と語る人は愚かにも、デーヴィッド・アイクが言い出したとか、中年で古い作品を知っている人だと、「ビジターという米国実写ドラマが発端だ」とか叫ぶが的外れとなる。
いずれにしても、爬虫類人による陰謀などは最近の話ではない。現在は老人であっても、若い頃にヒントを得られたテーマだったのだ。




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筆者はサイボーグ009のアニメ全50話+番外編3話に注目し、ほぼ視聴を終えて最終局面を残すのみという所まで進んだ。
アニメの最終章は地底の国ヨミ編で、海底の洞窟を抜けてゆくと、空気のある地底に到達。そこには爬虫類人と、奴隷として働かされている人類(地上人との交流は無いが、見た目は同等)がいた。爬虫類人のサイズは、だいたい2.5~3メートルで、昨今のレプティリアン陰謀論で登場する大きさと同じだ。巨人と言っても、10メートルを超えるような神様サイズではなく、捕食者として成立する程度の巨体だった。そう、単なる奴隷ではなく、家畜として飼われる存在が、地底の人類だった。爬虫類人は単に人を飼っているだけでなく、人への遺伝子操作で効率的に人頭をキープしている。爬虫類人は単なる物理的パワーだけでなく、目から催眠光線を出して支配してくるのだ。
現実のオカルト陰謀論で語られる爬虫類人は、催眠術のような仕組みでシェイプシフトしている。肉体がグニャーっと変形したり、皮が剥けると爬虫類肌が登場するのではなく、人間に暗示を掛けて爬虫類人の姿を一般の人間っぽく見せているのだ。映画ゼイリブでも、エイリアンは人間に変身しているのではなく、催眠電磁波によって、人の姿に錯覚させていた。
カメレオンをムービーで見ると面白いが、擬態を別の言葉で表現をすると、本来と異なった何かを見せていると言える。
009の話に戻り、爬虫類人の名称はザッタン人で、飼われる人類はプワ・ワーク人となる。ザッタンはサタンが語源で悪魔の意、プワ・ワーク人は貧困労働者の意となる。解釈が色々と想定できるが、当筆者が「これだろう」と思ったのを述べてゆく。
爬虫類人と人間の関係は、現実の模倣だと判断した。人類は働かされているのに貧困のままの奴隷で、しかも捕食者の食料として養殖されている。爬虫類人=悪魔というのも、当然のごとく表現しているわけだ。
ただ、爬虫類人の正体を宇宙人だとは認識できなかった。009で地底にいる爬虫類人は、ドラえもん・竜の騎士と同様、恐竜がルーツの爬虫類人だと解釈した。もちろん、恐竜が勝手に進化したのではなく、格上の宇宙人あってこその進化だ。
一方、地下帝国ヨミ編の前には、二足の直立歩行し、動物の頭部をしたUFOに乗る存在が登場していて、その者達は地球の秘密結社(物語ではブラック・ゴースト)を金づると呼んでいた。つまり、UFOに乗る存在の格下として秘密結社が存在していたのだ。このUFOに乗る動物の頭部をした二足歩行の存在が宇宙人と言える。なお、秘密結社のドン・スカールはドクロの顔と言うより蛇だと認識した。
009では、実は秘密結社と地底の爬虫類人とは敵対していた。正確には、地底世界の征服を争う形だった。どちらが人類の上に立っても、人類が奴隷・家畜という立場は変わらない。違いといったら、爬虫類人の家畜だと食われるオプションが付き、秘密結社の下だと理不尽な死など無駄死にになる違いだ。
地底に住む恐竜ルーツの爬虫類人と、爬虫類的宇宙人は人類征服という点では敵対しているのかも知れない。なお、当ブログでは、爬虫類的宇宙人が地底の爬虫類人を利用しているという記事を書いた。
恐竜ルーツの爬虫類人と、爬虫類的宇宙人という2つの立場が明確にされている作品としては、ドラゴンクエストで有名なエニックスから登場した46億年物語。記事は面白いと思うのだが、受けはいまいちのようだ。ここで、46億年物語の補足を語る。爬虫類的宇宙人は進化の秘法としてクリスタルを生物に提供していたのだが、そのクリスタルを自在に操る種族がいる事に気付く。その正体は、恐竜ルーツの爬虫類人で、宇宙人からは「我々と同じ進化をした者が地球にもいる?!」とされ、見た目や能力が非常に近いというわけだ。
同時には語られていないが、ドラえもんの魔界大冒険では、宇宙人=魔法を授けてくれた悪魔として、ドラゴンを配下に置いていた(乗り物として利用していた)。一方、のび太と竜の騎士では、地球の地底に人間サイズの爬虫類人がいて、やはり恐竜を乗り物にしていた。ドラえもんという作品でも、爬虫類的宇宙人と、地底の恐竜ルーツの爬虫類人が別の存在として登場するのだ。
なお、当ブログでは、恐竜は地球産ではなく、木星産だと考えている。食料のために木星トカゲを地球に運んだのだ。
思考としては、古代文明や陰謀論などに詳しい人が漫画を描いたのではなく、漫画を描く役目を志願した人が、秘密結社で古代文明や陰謀論の事を習ってネタにしたとなる。
記事のまとめだが、作品は1964年スタートで、1967年にはヨミ編に入っている。50年前となれば、リアルタイムで見ていたのは老人の部類だ。つまり、現在生きている人の世代は、爬虫類人が存在する作品にいつでも触れる事ができたわけだ。今回は語っていないが、陰謀論の範囲で語られる、武器の商人や悪の秘密結社なども、サイボーグ009で1960年代に存在している事になる。なのに、当時には「作者は真実を知らされているから描けるのだ」と考える人はいなかったのだろうか?
改めてサイボーグ009から要点を取り出すと、地球には秘密結社があり、現実で語られている陰謀論と同等の行為を実施。また、宇宙人(見た目がワニのもいる)の配下。それとは別に、征服で争う地底の爬虫類人がいる。つまり、1960年代に既に現代のオカルト陰謀論と同じ事が語られているのだ。で、誰か当時、事実として扱えたかな?
浮かび上がる法則としては、映画やアニメ・漫画などで真実を語っても、それを真実だと認識できる人はいないという事だ。「映画は嘘を信じさせるためにある」という陰謀論的思考は却下となる。もし、嘘を信じさせる陰謀ならば、「爬虫類人が人類の支配者だ」という噂より前に、1960年代当時より「爬虫類人といういもしない存在を語る陰謀がある」という話が発生しているはずなのだから。「爬虫類人は作り話だ」と語る人は愚かにも、デーヴィッド・アイクが言い出したとか、中年で古い作品を知っている人だと、「ビジターという米国実写ドラマが発端だ」とか叫ぶが的外れとなる。
いずれにしても、爬虫類人による陰謀などは最近の話ではない。現在は老人であっても、若い頃にヒントを得られたテーマだったのだ。
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