ゴールドは人工的に造れるのか? プラチナ(レアメタル)を消費するという本末転倒
「ゴールドは人工的に造れるんだ。だから金本位制になっても、支配構図は変わらない」のような主張をする人がいたので却下したい。なお、「金本位制になっても、支配構図は変わらない」については、特に反論は無い。というのは、旧来、金本位制で大衆は魔道師に支配されていたので、魔法という要素を大衆が身に付けない限り、対抗できる可能性は露程にも無いのだ。


ダイヤモンドは人工的に造れるので価値が無いという話はよく聞く。炭素の結晶なので原料も安く、装置の代金もダイヤモンドの高価さに比べれば許容範囲なので成立している。なお、ダイヤモンドが高い理由は、大衆に高く買わせるためではなく、ダイヤモンド固有の魔力を大衆には触れさせないようにするためだ。大麻などは、マフィアが絡む事で高価に誘導している。高価にすれば結果的に、その理力を大衆から取り上げる効果があるのだ。人工ダイヤが安い事を考えると、本来の魔力が宿らないのだろうか?
ここで、ゴールドに対し、「人工的に合成できるから価値が無い」とダイヤモンドのように語る事には全く同意できない。まず、科学技術で金にできるという話自体がデマの域。膨大なエネルギー発生装置と、そのエネルギーに耐えられる設備が必要となる。これはお金さえ掛ければできるというものではない。
成功例はあるのだが、何億円も掛けて、原子が数個できましたという有り様。何兆円掛けるよりも、適当な廃棄電化製品の金メッキから金を取り出した方が早いというわけだ。
理論的には核融合で、金の前に位置する元素に高エネルギーを当てて生成するのが容易だとされる。さて、金の1つ前の元素とはなんだろう? 白金(プラチナ)だ。2016年の価格としては、プラチナの方がゴールドよりも2割くらい安いが、21世紀に入った頃は、金の価格×2がプラチナの価格だった。現在のような価格は、先物取引で「金価格の2倍より安くなったら大量買」というポジションを持たせて、その裏を掻くために変動した程度の状況だと見ている。希少性ではプラチナの方が圧倒的に大きい(少ない)。




つまり、ゴールドを造るために、プラチナという、ゴールドよりも貴重・希少な元素を壊す事になる。なお、プラチナの1つ前はイリジウムで、やはりレアメタル。ゴールドの方が一般的なのに、次々とレアメタルをぶち壊す事はあり得ないのだ。他にも海水からゴールドを集めるという方法もあるが、その経費と時間も膨大だ。
「紙幣は幾らでも刷れるんだから、実質タダで」という表現もできるが、もっと少ない紙幣で金鉱石から精錬したり、大衆の持つ装飾品を巻き上げられるのだから、その必要は無い。また、幾ら刷りまくった紙幣を支払うだけであっても、「100年後に一応これだけ集まります」と時間が掛かるのでは、やはり金鉱山と大衆の持つゴールドを狙うのが的確なのだ。あるいは戦争を仕掛けて、その国から物理的に奪うとか。経済戦争でもいい。
机上・理論上は、月みたいな人工衛星を造れる。紙幣を刷りまくって、地球の地面を削って宇宙に飛ばし、作業員も宇宙に送ればいいのだ。ゴールドの話をするのであれば、刷りまくったお金を使い、他の星へ人を飛ばして他の星からゴールドを集めてこさせれば、「タダ」のはずだが実施していない。何が言いたいかというと、紙幣を刷りまくる事ができても、できない事・やらない事はあるという話だ。そもそも、紙幣は幾らでも刷れるのに、大衆には全然くれないではないか。刷ったお金を自分が保持して意味があるのだ。紙幣を刷りまくれるのならば、そのお金で非効率な人工金を作るのではなく、大衆から巻き上げればいい。というか、今でも刷った紙幣を渡し、金鉱で働く人からタダで買い取っているのだから、人工金の出番は無い。金鉱石から安価にゴールドを精錬する方法が見つかったとして、その会社の役員報酬や株主配当、株価上昇などに転化される事はあれ、金価格に結び付く事はないのだ。ゴールドは確実に価値があり高く売れるからこそ、安く精錬する方法を発見する意義があるのだ。新技術で安くなってしまうのであれば、そんな研究は最初からする価値は無い。
ここまでの主張で納得できなくても、金の部分を鉄にすれば、筆者の主張に説得力がある事が見えてくる。鉄1トンにつき1万円の紙幣を発行できるとして、大衆としても、発行された1万円札で、鉄という資源に交換できるのだから、何の裏付けも無いよりはマシだ。さて、ここで紙幣をより多く刷りたい勢力が、核施設で造られた高価な鉄や海の中に含まれている時間の掛かる鉄の確保を、「できるだけ多くの鉄を確保したい」という理由で実施するのだろうか? いくら紙幣を発行する勢力でも、やらない事が確定する。もちろん、置き場所に困らないゴールドの方が、鉄よりもありがたい事は間違いない。どうして鉄ではなく金かという理由にもなる。
金を人工的に造れるというのは幻想だ。地球人を創造したアヌンナキでさえ、他の星へ採りに行った方が的確だという判断で、ニビル星から飛ばされたくらいだ。
なお、アヌンナキの当初の目的はゴールドだったが、地球に来た以上は地球人を根こそぎ吸う事になった。つまり、地球での目的が一気に増えたわけだ。
「宇宙人の技術があるから造れるはずだ」のように語る人とは、特に論争するつもりはない。宇宙人がいるという前提ならば、「宇宙人が支配者なので、金本位制でも支配構図は変わらない」が正解。「ゴールドは人工的に造れるので、金本位制でも支配構図は変わらない」という問題ではない。今回はその主張を却下したいだけなのだから。
去年のゴールド関連記事では
金塊がタングステンという噂は陰謀~大衆にゴールドを掴ませない魔法の言葉
をお奨めしたい。ゴールドが人工的にたくさん造れるならば、見せ金にタングステンを使う必要は無い。と言うか、たくさん造るために、プラチナをたくさん消費では本末転倒なのだ。
安価にゴールドが生産されては、むしろ支配層は困る。ましてや金本位制度になろうというのに、ゴールドが有り触れて価格が下落してしまっては紙幣を大量に発行できないではないか。
なお、金本位制になれば、金の価格を一気に引き上げる事で、紙幣をより多く擦れる事になる。例えば、1g5000円とし、現在の金価格で2gにつき1万円を刷れる事になるが、「金価格1g30000円だ!」となれば、2gで6万円刷れる事になる。2016年末に出た「金価格は6倍になる」なんて本もあるが、4600円×6とすれば、28000円程度だ。消費税も10%になれば儲かる事は確定だ(ゴールドは売却時に消費税の分を加算して通貨を受け取れる)。


金価格を決めているのは支配層で、できるだけ多くの紙幣を刷る事が目的ならば、人工金で金の総量を増やすのではなく、金価格そのものを跳ね上げればいい。金価格を決めた以上、買うだけでなく売る方向もある。もし、価値の無い金に対し、不正に価格を吊り上げたとしても、その価格で買い取る事になるのだ。「人工金で価値の無いゴールドを増やせるのに希少だと思わせ、その価値を不正に高める」という主張は、これだけで既に矛盾しているのだ。このような論者は、紙幣が紙切れだという話をしているのに、対抗するゴールドも価値が無いでは、破綻している。「紙幣はゴールドなど現物に対して価値は無い」と前提を掲げつつ、実はゴールドも価値が無いならば、紙幣の価値の無さを軽減してしまい、紙幣にも割りと価値があるという結論になってしまうのだ。紙幣が無価値という話をしたいのであれば、やはりゴールドは希少でなくてはならない。
なお、「実は公表されている以上に大量のゴールドが大富豪の管轄にある」という事はあり得る。どういう意味かというと、ゴールドは貯蔵される金属で、しかも魔力を帯びている。本当はたくさんあるにもかかわらず、大富豪が隠し持っている事になり、その隠し持つ理由を詮索されてしまうのだ。「価値が無いはずなのに、どうしてそんなに大量に持っているの?」と大衆は考察する事になり、「ゴールドの量=魔力の大きさ」という真実に到達する可能性が出てくるのだ。いずれにしても、出回るゴールドと総量は別物として考えねばならない。
お金の無い社会に幻想を持つ人もいるが、お金の問題が仮に解決となっても、男女の性の問題が解決するとは思えない。理想の社会は、お金の前にセックスだという話を今年はしてゆく。いい本を見つけたのだ。
新年1月1日から宇宙人の話をしようと思っていたが、直近2記事、昨年末の宇宙人記事は受けが悪い(ファイナルファンタジー8のゲーム記事よりも鈍い)。なので「宇宙人を信じない奴はおかしい」という記事は当ブログが難癖付けられない限り当面は中止とし、性やお金の話をする事にした。


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ダイヤモンドは人工的に造れるので価値が無いという話はよく聞く。炭素の結晶なので原料も安く、装置の代金もダイヤモンドの高価さに比べれば許容範囲なので成立している。なお、ダイヤモンドが高い理由は、大衆に高く買わせるためではなく、ダイヤモンド固有の魔力を大衆には触れさせないようにするためだ。大麻などは、マフィアが絡む事で高価に誘導している。高価にすれば結果的に、その理力を大衆から取り上げる効果があるのだ。人工ダイヤが安い事を考えると、本来の魔力が宿らないのだろうか?
ここで、ゴールドに対し、「人工的に合成できるから価値が無い」とダイヤモンドのように語る事には全く同意できない。まず、科学技術で金にできるという話自体がデマの域。膨大なエネルギー発生装置と、そのエネルギーに耐えられる設備が必要となる。これはお金さえ掛ければできるというものではない。
成功例はあるのだが、何億円も掛けて、原子が数個できましたという有り様。何兆円掛けるよりも、適当な廃棄電化製品の金メッキから金を取り出した方が早いというわけだ。
理論的には核融合で、金の前に位置する元素に高エネルギーを当てて生成するのが容易だとされる。さて、金の1つ前の元素とはなんだろう? 白金(プラチナ)だ。2016年の価格としては、プラチナの方がゴールドよりも2割くらい安いが、21世紀に入った頃は、金の価格×2がプラチナの価格だった。現在のような価格は、先物取引で「金価格の2倍より安くなったら大量買」というポジションを持たせて、その裏を掻くために変動した程度の状況だと見ている。希少性ではプラチナの方が圧倒的に大きい(少ない)。
つまり、ゴールドを造るために、プラチナという、ゴールドよりも貴重・希少な元素を壊す事になる。なお、プラチナの1つ前はイリジウムで、やはりレアメタル。ゴールドの方が一般的なのに、次々とレアメタルをぶち壊す事はあり得ないのだ。他にも海水からゴールドを集めるという方法もあるが、その経費と時間も膨大だ。
「紙幣は幾らでも刷れるんだから、実質タダで」という表現もできるが、もっと少ない紙幣で金鉱石から精錬したり、大衆の持つ装飾品を巻き上げられるのだから、その必要は無い。また、幾ら刷りまくった紙幣を支払うだけであっても、「100年後に一応これだけ集まります」と時間が掛かるのでは、やはり金鉱山と大衆の持つゴールドを狙うのが的確なのだ。あるいは戦争を仕掛けて、その国から物理的に奪うとか。経済戦争でもいい。
机上・理論上は、月みたいな人工衛星を造れる。紙幣を刷りまくって、地球の地面を削って宇宙に飛ばし、作業員も宇宙に送ればいいのだ。ゴールドの話をするのであれば、刷りまくったお金を使い、他の星へ人を飛ばして他の星からゴールドを集めてこさせれば、「タダ」のはずだが実施していない。何が言いたいかというと、紙幣を刷りまくる事ができても、できない事・やらない事はあるという話だ。そもそも、紙幣は幾らでも刷れるのに、大衆には全然くれないではないか。刷ったお金を自分が保持して意味があるのだ。紙幣を刷りまくれるのならば、そのお金で非効率な人工金を作るのではなく、大衆から巻き上げればいい。というか、今でも刷った紙幣を渡し、金鉱で働く人からタダで買い取っているのだから、人工金の出番は無い。金鉱石から安価にゴールドを精錬する方法が見つかったとして、その会社の役員報酬や株主配当、株価上昇などに転化される事はあれ、金価格に結び付く事はないのだ。ゴールドは確実に価値があり高く売れるからこそ、安く精錬する方法を発見する意義があるのだ。新技術で安くなってしまうのであれば、そんな研究は最初からする価値は無い。
ここまでの主張で納得できなくても、金の部分を鉄にすれば、筆者の主張に説得力がある事が見えてくる。鉄1トンにつき1万円の紙幣を発行できるとして、大衆としても、発行された1万円札で、鉄という資源に交換できるのだから、何の裏付けも無いよりはマシだ。さて、ここで紙幣をより多く刷りたい勢力が、核施設で造られた高価な鉄や海の中に含まれている時間の掛かる鉄の確保を、「できるだけ多くの鉄を確保したい」という理由で実施するのだろうか? いくら紙幣を発行する勢力でも、やらない事が確定する。もちろん、置き場所に困らないゴールドの方が、鉄よりもありがたい事は間違いない。どうして鉄ではなく金かという理由にもなる。
金を人工的に造れるというのは幻想だ。地球人を創造したアヌンナキでさえ、他の星へ採りに行った方が的確だという判断で、ニビル星から飛ばされたくらいだ。
なお、アヌンナキの当初の目的はゴールドだったが、地球に来た以上は地球人を根こそぎ吸う事になった。つまり、地球での目的が一気に増えたわけだ。
「宇宙人の技術があるから造れるはずだ」のように語る人とは、特に論争するつもりはない。宇宙人がいるという前提ならば、「宇宙人が支配者なので、金本位制でも支配構図は変わらない」が正解。「ゴールドは人工的に造れるので、金本位制でも支配構図は変わらない」という問題ではない。今回はその主張を却下したいだけなのだから。
去年のゴールド関連記事では
金塊がタングステンという噂は陰謀~大衆にゴールドを掴ませない魔法の言葉
をお奨めしたい。ゴールドが人工的にたくさん造れるならば、見せ金にタングステンを使う必要は無い。と言うか、たくさん造るために、プラチナをたくさん消費では本末転倒なのだ。
安価にゴールドが生産されては、むしろ支配層は困る。ましてや金本位制度になろうというのに、ゴールドが有り触れて価格が下落してしまっては紙幣を大量に発行できないではないか。
なお、金本位制になれば、金の価格を一気に引き上げる事で、紙幣をより多く擦れる事になる。例えば、1g5000円とし、現在の金価格で2gにつき1万円を刷れる事になるが、「金価格1g30000円だ!」となれば、2gで6万円刷れる事になる。2016年末に出た「金価格は6倍になる」なんて本もあるが、4600円×6とすれば、28000円程度だ。消費税も10%になれば儲かる事は確定だ(ゴールドは売却時に消費税の分を加算して通貨を受け取れる)。
金価格を決めているのは支配層で、できるだけ多くの紙幣を刷る事が目的ならば、人工金で金の総量を増やすのではなく、金価格そのものを跳ね上げればいい。金価格を決めた以上、買うだけでなく売る方向もある。もし、価値の無い金に対し、不正に価格を吊り上げたとしても、その価格で買い取る事になるのだ。「人工金で価値の無いゴールドを増やせるのに希少だと思わせ、その価値を不正に高める」という主張は、これだけで既に矛盾しているのだ。このような論者は、紙幣が紙切れだという話をしているのに、対抗するゴールドも価値が無いでは、破綻している。「紙幣はゴールドなど現物に対して価値は無い」と前提を掲げつつ、実はゴールドも価値が無いならば、紙幣の価値の無さを軽減してしまい、紙幣にも割りと価値があるという結論になってしまうのだ。紙幣が無価値という話をしたいのであれば、やはりゴールドは希少でなくてはならない。
なお、「実は公表されている以上に大量のゴールドが大富豪の管轄にある」という事はあり得る。どういう意味かというと、ゴールドは貯蔵される金属で、しかも魔力を帯びている。本当はたくさんあるにもかかわらず、大富豪が隠し持っている事になり、その隠し持つ理由を詮索されてしまうのだ。「価値が無いはずなのに、どうしてそんなに大量に持っているの?」と大衆は考察する事になり、「ゴールドの量=魔力の大きさ」という真実に到達する可能性が出てくるのだ。いずれにしても、出回るゴールドと総量は別物として考えねばならない。
お金の無い社会に幻想を持つ人もいるが、お金の問題が仮に解決となっても、男女の性の問題が解決するとは思えない。理想の社会は、お金の前にセックスだという話を今年はしてゆく。いい本を見つけたのだ。
新年1月1日から宇宙人の話をしようと思っていたが、直近2記事、昨年末の宇宙人記事は受けが悪い(ファイナルファンタジー8のゲーム記事よりも鈍い)。なので「宇宙人を信じない奴はおかしい」という記事は当ブログが難癖付けられない限り当面は中止とし、性やお金の話をする事にした。
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