スイス「ベーシック・インカム」国民投票で否決

導入を求める団体は、年金や失業手当などを廃止した上で、成人に毎月およそ30万円、18歳未満には７万円を支給する制度を提案していた。国民投票の開票の結果、反対がおよそ76.9％と賛成の23.1％を大きく上回り否決された。

導入推進派は、ロボットや人工知能の発展で将来、人間の仕事が減る懸念が高まっているとして誰もが最低限の生活を送れるよう制度の導入を求めたのに対し、反対派は財源不足や勤労意欲の低下に繋がるなどと主張していた。

ここからは筆者の意見だが、ただでお金をくれる制度に対し、反対という理由が理解不能だ。次に、財源不足だが、不足しているならば、最初から議論しなくてもいい。「配布が決定したので、なにがなんでも配布する」という話ではないのだから。つまり、財源は反対の理由というより不可能な理由で、別次元なのだ。

勤労意欲の低下は問題と言えるが、いざ投票するとなれば、他人の意欲よりも、自分の利益を優先して当然だ。また、金銭目的の粗暴犯は減る。よって、国民投票で反対多数という結果には納得できないわけだ。

次は読者からのメール・メッセージ（青字）。

人間の本質は魂なので自分の魂を覚醒させなければ、生きている
実感も感じ難いと思うのですが
３次元の地球で生活をしていると、最低限の生活をする為に
お金を稼がなくてはならないので魂が望む事と違う事をしなくては
ならないので地球はより覚醒しにくい環境だと思います。

やはり財源がうんぬんではなく、大衆の精神が自由になる状況こそが、支配層が回避したい理由だ。日本は一応、平和ではあるが、政府に搾取されない自由という点ではディストピア（反・理想郷）と言える。「政府に生命を握られる」のようなワケの分からない反対理由もあるが、「消費税や社会報償削減などで搾取を極められる現状」に比べて、握られている事にはならない。もし、本当に支配に繋がるならば、とっくにベーシックインカムを強引に実現しているはず。


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