アニメ・ギルガメッシュ~要人には若いクローンがいる
ギルガメッシュというアニメを以前から認識していたのだが、当ブログで語った石ノ森章太郎の漫画と関わりがあるのだと知り、視聴した。2003年の作品となる。まず、漫画のギルガメッシュだが1976年にスタート、文庫版で4巻程度で、特別に長編ではない。ギルガメッシュは宇宙人との合成人間で、古代の王だった。現代でも宇宙人(悪魔、爬虫類人の姿)が支配しており、人間の要人は都合が悪くなったらクローンと差し替えられるという、大爆笑の物語となる。



アニメ・ギルガメッシュは漫画ギルガメッシュを原作という名目だが、実際には、全く別のストーリーだ。漫画のギルガメッシュ自体が、ほとんど無名なので、名を冠する必要性に乏しいはずなのに、どうして? ましてや、物語が原作に全く沿っていないならば無関係のオリジナルだ。
名前を冠する話だが、「『PLUTO』(プルートウ)」という鉄腕アトムの続編・関連作を自称する、(当筆者にとっては)つまらないストーリーがある。この場合には、鉄腕アトムの知名度で売り込みたいのだろうが、ギルガメッシュではこのような効果が無いのだ。

客観的にも面白くない証拠として、古本は在庫過多で叩き売り。
ギル・アニメの話に戻し、メソポタミアのギルガメッシュ叙事詩に登場する王なんて設定を活かさなくても、架空の神話の架空の王でもいいはずだ。つまり、作者陣にはギルガメッシュを題材にしたい何らかの理由があるのだ。例えば、自分の魔法結社で、重要な人物として語られているので、その王様をなにがなんでも題材にしたいというわけだ。また、伝説に登場していない王様を創作するスキルのある人は業界にはおらず、既に記されている人物を題材にするのが常道というわけだ。
物語は上空から見ると目の形をした建物から始まり、その組織は目のマークをシンボルにしていた。科学者集団という設定だが、その衣装は僧侶みたいな格好で、要するに、科学者=術者といえる。現実の科学者も、結局、大衆から、超越した科学(要するに超常現象)を隠す事が仕事と言え、科学者の科学的主張は、ほとんどアテにならないと思って貰いたい。
科学研究所の秘密が終盤で明かされる。研究対象は既に科学ではなく宗教と語られる。宗教と言うより、オカルトや魔法というのが本質だが。
物語では空が鏡状になっていて、青空が見えなかった。宇宙線が通過する時に、電荷を帯びた大気と衝突して磁気の膜を作る。デリンジャー現象によって、本当の空が遮断されているのだ。新人類が生まれる繭と称される。ここで当筆者は思ったのだが、現実の青空そのものが鏡のような役割をしていて、本当の空(宇宙)を隠しているのではあるまいか? この発想は、冨樫義博氏の漫画、レベルEで認識した。
既に現実の空は、ある程度が鏡状になっていて、本当の宇宙を見る事ができない。ある意味、ドームの中で暮らしていると言える。
ギルガメッシュはシェイプシフト(メタモルフォーゼ)し、悪魔的な姿になる。ウルトラマンの怪獣とも表現でき、宇宙人の血筋と言える。10人いるという所は漫画と同じだが、別に何人だろうが、漫画が原作だと主張する必要性に欠ける。

ギルガメッシュが王となっていたのはメソポタミアで、今のイラク。アニメでは異次元へ繋がる遺跡の上に科学施設が造られる。現実のイラクは制圧されたわけだが、異次元に繋がる遺跡を接収されたのだろうか?
ギルガメッシュは別宇宙の物質を纏う事で、攻撃を防いでいた。
豪邸風のホテルには地下神殿があり、そこでバトルする。本物の豪邸にも地下神殿はあるのだろう。そういう儀式をするからこそ富豪なのであって、たまたま成功した人が富豪なのではないし、ぽっと現れたように見える成功者も正体は大富豪の孫とかだ。
ホテルの名前はプロビデンスで、総ては神の配慮によって起こっているという意味だ。キリスト教用語に見せかけたクリスチャンカバラの用語と言える。「私はクリスチャンです」という有名人がいたら、クリスチャンカバラの事で、煙幕としてキリスト教を利用している。陰陽師ならば、神道ですと言えば、実態が分からないというわけだ。
地下室には黒いアヒルのオマルが置いてあるのだが、黒いアヒルは黒魔術的な意味があったはずだ(意味は失念した)。
台詞として「狡猾な者程、相手を悪魔と呼ぶ」とあった。現実の某・顔出し陰謀論者の理念も、「悪魔と対抗する」という不可解な状況だったし、その管理人に恥を掻かされた聖書カルトも、ひたすら自分の勢力以外を悪魔呼ばわりしている。狡猾と言うより滑稽の域だが。
ギル・アニでは洪水と方舟の話が出て、聖書が最初ではなく、ギルガメッシュ叙事詩に出ていると語られる。聖書は更に古代の書物を編集・書き換えした結末に過ぎない。
東京のビル街に、高層ビルが建てられるのだが、地下貨物列車で資材が運搬されていた。
速読が登場し、読むのではなくイメージを取り込むという方法だ。
こんな感じでアニメは進んでゆき、原作の漫画の設定がほとんど無い。宇宙人も出ない。ギルガメッシュに関係する部分は、「叙事詩を参考にした」という主張をすれば良く、解せないのだ。まあ、確かに漫画の設定があれば、物語の構成が楽になるが、それは既に二次創作ではなく、一次創作だ。
原作と共通する部分も確かにある。まず、日本を牛耳る老人が登場し、世界的なプロジェクトにも投資している。その老人には影武者が何人かいる。まさに信楽老(スケバン刑事)の世界だ。


要人が老いたりした時のために、若いクローンが用意されているというのは、漫画・多重人格探偵サイコでも登場した。要人のクローニングパーツを取得するために、大衆・貧困層などに交えてあるわけだ。本人は要人のクローンだという事は知らない。
遺伝子組み換え人間の兵器も登場。
主人公達は超能力を使えるのだが、デザイナー・チャイルド(遺伝子を都合良く組み合わせた子供)とされる。この設定で思い浮かんだのは、映画ガタカだ。実際に現代でかなり目立って活躍している人は、デザイナー・チャイルドなのではあるまいか。しかも、大富豪の血筋だ。更に魔法まで使われては、到底、庶民に勝ち目は無い。社会問題だけの追及では絶対に詰む。というか、大衆を詰ませるための工作員しかいない。まあ、そんな情報の読者が、そのサイトだけ見ている事はあり得ず、他のサイトも目にしている。誘導できると考える時点で滑稽なだけだ。
人は愚かで常に戦争をやってきたという表現が出る。しかし、原作漫画では宇宙人が常にバックにいたという、現実と同じ設定だ。ギルガメッシュの漫画とは相反する思考だ。
神の遺伝子という言葉が登場する。神に遺伝子があるとすれば、宇宙人という結論になる。というか、原作では、宇宙人バリバリ登場だったのに、どうして消してしまったのだろう? 2003年ならば、更に宇宙人の真実が語られているというのに。
言いたいのは、デーヴィッド・アイクの世界観が漫画になったような1970年代の作品を題材にしつつ、真実を隠す方向で全く違う物語を発表する事に疑問を感じたのだ。なお、アニメ・ギルガメッシュに関し、物語そのものは面白いと思った。
アニメで宇宙人が出ない理由、あえて一端を語ってみる。1976年の当時では、まさか宇宙人が古代から支配していて、支配層のバックにいるなんて話を信じる人は、魔法結社員以外にはあり得なかった。しかし、既にそういう話こそが地球の真実だと大衆が知るようになった2000年代では、もはやアニメでも語る事に躊躇したという所だ。
原作漫画で印象的だったのは、主人公の姉が犯されて妊娠し、犯したギルガメッシュを姉が銃で撃ち殺すシーンだ。しかし、アニメではギルガメッシュと愛し合って赤子ができるという、原作と比べて苦笑いの設定に変更されている。もう原作とは全く違うわけで、オリジナルの「ギルガメッシュ」を名乗っても問題ないのだ。
ここでいつものジョークだが、原作のギルガメッシュは、野蛮な男で顔もイケメンではない。しかし、アニメのギルガメッシュはイケメンだったので、主人公の姉は身体を許してしまったのだ。要するに、顔で無理矢理か合意かが決まったというわけだ。
物語の最後には、永遠の命を求める事を神は許可していない。日々を楽しむ事が、限りある命のなす事と説かれる。
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名前を冠する話だが、「『PLUTO』(プルートウ)」という鉄腕アトムの続編・関連作を自称する、(当筆者にとっては)つまらないストーリーがある。この場合には、鉄腕アトムの知名度で売り込みたいのだろうが、ギルガメッシュではこのような効果が無いのだ。

客観的にも面白くない証拠として、古本は在庫過多で叩き売り。
ギル・アニメの話に戻し、メソポタミアのギルガメッシュ叙事詩に登場する王なんて設定を活かさなくても、架空の神話の架空の王でもいいはずだ。つまり、作者陣にはギルガメッシュを題材にしたい何らかの理由があるのだ。例えば、自分の魔法結社で、重要な人物として語られているので、その王様をなにがなんでも題材にしたいというわけだ。また、伝説に登場していない王様を創作するスキルのある人は業界にはおらず、既に記されている人物を題材にするのが常道というわけだ。
物語は上空から見ると目の形をした建物から始まり、その組織は目のマークをシンボルにしていた。科学者集団という設定だが、その衣装は僧侶みたいな格好で、要するに、科学者=術者といえる。現実の科学者も、結局、大衆から、超越した科学(要するに超常現象)を隠す事が仕事と言え、科学者の科学的主張は、ほとんどアテにならないと思って貰いたい。
科学研究所の秘密が終盤で明かされる。研究対象は既に科学ではなく宗教と語られる。宗教と言うより、オカルトや魔法というのが本質だが。
物語では空が鏡状になっていて、青空が見えなかった。宇宙線が通過する時に、電荷を帯びた大気と衝突して磁気の膜を作る。デリンジャー現象によって、本当の空が遮断されているのだ。新人類が生まれる繭と称される。ここで当筆者は思ったのだが、現実の青空そのものが鏡のような役割をしていて、本当の空(宇宙)を隠しているのではあるまいか? この発想は、冨樫義博氏の漫画、レベルEで認識した。
既に現実の空は、ある程度が鏡状になっていて、本当の宇宙を見る事ができない。ある意味、ドームの中で暮らしていると言える。
ギルガメッシュはシェイプシフト(メタモルフォーゼ)し、悪魔的な姿になる。ウルトラマンの怪獣とも表現でき、宇宙人の血筋と言える。10人いるという所は漫画と同じだが、別に何人だろうが、漫画が原作だと主張する必要性に欠ける。

ギルガメッシュが王となっていたのはメソポタミアで、今のイラク。アニメでは異次元へ繋がる遺跡の上に科学施設が造られる。現実のイラクは制圧されたわけだが、異次元に繋がる遺跡を接収されたのだろうか?
ギルガメッシュは別宇宙の物質を纏う事で、攻撃を防いでいた。
豪邸風のホテルには地下神殿があり、そこでバトルする。本物の豪邸にも地下神殿はあるのだろう。そういう儀式をするからこそ富豪なのであって、たまたま成功した人が富豪なのではないし、ぽっと現れたように見える成功者も正体は大富豪の孫とかだ。
ホテルの名前はプロビデンスで、総ては神の配慮によって起こっているという意味だ。キリスト教用語に見せかけたクリスチャンカバラの用語と言える。「私はクリスチャンです」という有名人がいたら、クリスチャンカバラの事で、煙幕としてキリスト教を利用している。陰陽師ならば、神道ですと言えば、実態が分からないというわけだ。
地下室には黒いアヒルのオマルが置いてあるのだが、黒いアヒルは黒魔術的な意味があったはずだ(意味は失念した)。
台詞として「狡猾な者程、相手を悪魔と呼ぶ」とあった。現実の某・顔出し陰謀論者の理念も、「悪魔と対抗する」という不可解な状況だったし、その管理人に恥を掻かされた聖書カルトも、ひたすら自分の勢力以外を悪魔呼ばわりしている。狡猾と言うより滑稽の域だが。
ギル・アニでは洪水と方舟の話が出て、聖書が最初ではなく、ギルガメッシュ叙事詩に出ていると語られる。聖書は更に古代の書物を編集・書き換えした結末に過ぎない。
東京のビル街に、高層ビルが建てられるのだが、地下貨物列車で資材が運搬されていた。
速読が登場し、読むのではなくイメージを取り込むという方法だ。
こんな感じでアニメは進んでゆき、原作の漫画の設定がほとんど無い。宇宙人も出ない。ギルガメッシュに関係する部分は、「叙事詩を参考にした」という主張をすれば良く、解せないのだ。まあ、確かに漫画の設定があれば、物語の構成が楽になるが、それは既に二次創作ではなく、一次創作だ。
原作と共通する部分も確かにある。まず、日本を牛耳る老人が登場し、世界的なプロジェクトにも投資している。その老人には影武者が何人かいる。まさに信楽老(スケバン刑事)の世界だ。
要人が老いたりした時のために、若いクローンが用意されているというのは、漫画・多重人格探偵サイコでも登場した。要人のクローニングパーツを取得するために、大衆・貧困層などに交えてあるわけだ。本人は要人のクローンだという事は知らない。
遺伝子組み換え人間の兵器も登場。
主人公達は超能力を使えるのだが、デザイナー・チャイルド(遺伝子を都合良く組み合わせた子供)とされる。この設定で思い浮かんだのは、映画ガタカだ。実際に現代でかなり目立って活躍している人は、デザイナー・チャイルドなのではあるまいか。しかも、大富豪の血筋だ。更に魔法まで使われては、到底、庶民に勝ち目は無い。社会問題だけの追及では絶対に詰む。というか、大衆を詰ませるための工作員しかいない。まあ、そんな情報の読者が、そのサイトだけ見ている事はあり得ず、他のサイトも目にしている。誘導できると考える時点で滑稽なだけだ。
人は愚かで常に戦争をやってきたという表現が出る。しかし、原作漫画では宇宙人が常にバックにいたという、現実と同じ設定だ。ギルガメッシュの漫画とは相反する思考だ。
神の遺伝子という言葉が登場する。神に遺伝子があるとすれば、宇宙人という結論になる。というか、原作では、宇宙人バリバリ登場だったのに、どうして消してしまったのだろう? 2003年ならば、更に宇宙人の真実が語られているというのに。
言いたいのは、デーヴィッド・アイクの世界観が漫画になったような1970年代の作品を題材にしつつ、真実を隠す方向で全く違う物語を発表する事に疑問を感じたのだ。なお、アニメ・ギルガメッシュに関し、物語そのものは面白いと思った。
アニメで宇宙人が出ない理由、あえて一端を語ってみる。1976年の当時では、まさか宇宙人が古代から支配していて、支配層のバックにいるなんて話を信じる人は、魔法結社員以外にはあり得なかった。しかし、既にそういう話こそが地球の真実だと大衆が知るようになった2000年代では、もはやアニメでも語る事に躊躇したという所だ。
原作漫画で印象的だったのは、主人公の姉が犯されて妊娠し、犯したギルガメッシュを姉が銃で撃ち殺すシーンだ。しかし、アニメではギルガメッシュと愛し合って赤子ができるという、原作と比べて苦笑いの設定に変更されている。もう原作とは全く違うわけで、オリジナルの「ギルガメッシュ」を名乗っても問題ないのだ。
ここでいつものジョークだが、原作のギルガメッシュは、野蛮な男で顔もイケメンではない。しかし、アニメのギルガメッシュはイケメンだったので、主人公の姉は身体を許してしまったのだ。要するに、顔で無理矢理か合意かが決まったというわけだ。
物語の最後には、永遠の命を求める事を神は許可していない。日々を楽しむ事が、限りある命のなす事と説かれる。
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