羽生善治氏~インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞
2004年末の話題なので10年も経ってしまっているが、筆者が2010年にはヒシヒシと感じていた事を将棋の羽生名人が語っていたので、当ブログの表現で語る事にする。

羽生名人の言葉が存在する記事も紹介しておく。必読ではないが。高速道路という同じ言葉を使うのも芸が無いので、「新幹線と降りた後の混雑」と呼んでもいいが。
CNET……インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞
引用部分を青とする。黒字は筆者の言葉で間に挟む。
まず、羽生名人は次のような質問を受ける。この10年というのは1994年~2004年に相当する。
「この10年のITの進化とインターネットの普及によって将棋の世界の何が一番変わったか。」
羽生「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということだと思います。でも、その高速道路を走り切ったところで大渋滞が起きています」
実は1994年の時点では、今のようなインターネットは構築されていない。Googleも1998年にスタートだし、そもそもインターネットをやっている人の割合自体が、極めて小さかった(1995年末で2.6%)。携帯電話はあったが、あくまで電話をするためのツールだった。筆者がインターネットを始めたのは西暦1999年だったとメモされていた。Windows98でインターネットをやっていたはずだ。2000年には最初のホームページを開設する。2000年頃はインターネットが定額料金でできるようになった時期で、2~3割の人が利用していた。2000年末となれば3人に1人は可能になっていたのだ。ただ、ホームページの開設となれば、可能な人は一気に限られた。ホームページでビジネスをする際には圧倒的に有利だったのだ。現在は4人に3人がインターネットをしているという。ただ、スマホユーザーの割合も高く、パソコンを手放した層もいる事だろう。
羽生「自分はIT化以前、特にインターネット以前の環境で強くなった。そして今の若い人たちの将棋の勉強の仕方は、自分たちの頃のやり方と全く違う。」
IT化という点では1994~1999年の期間では、それなりにパソコンが普及してきたが、インターネットに必ずしも接続されておらず、将棋のスキルを磨く事に対して、パソコンが有用なツールであったとは考えられない。しかし、2004年には、スキルアップの情報を使用者が検索し、ネットでの対戦などは可能になっていた。将棋のスキルアップがインターネット時代前と比べて、圧倒的に速いスピードで可能となったと言える。
羽生「将棋の勉強に没頭しさえすれば、昔と比べて圧倒的に速いスピードで、かなりのレベルまで強くなることができるようになった。そこが将棋の世界で起きているいちばん大きな変化なのだ」
「それで、かなりのレベルまで強くなるって、どのくらいのレベルのことをおっしゃっているんですか?」
羽生「奨励会の二段くらいまででしょうか」
アマチュアは新進棋士・奨励会の三段までで、四段からプロ棋士になる。二段となれば、アマチュアではトップレベルと言える。弱いプロよりは、かなり強いクラスとされる。つまり、別の職業を持ってプロではないというだけで、無名プロレベルの実力というわけだ。没頭する事を前提に、インターネットの活用で、プロレベルにまで到達できるのだ。しかも、年齢は10歳くらいから可能だ。
羽生「自分たちの世代の感覚からすると、全く信じられないスピードなんです」
「でもそれで、そのあとの大渋滞って、どういうことなんですか?」
羽生「確かにそのレベルまでは一気に強くなれるのだが、そこまで到達した者たち同士の競争となると、勝ったり負けたりの状態になってしまい、そこから抜け出るのは難しい。一方、後ろからも高速道路を駆け抜けてくる連中が皆どんどん追いついてくるから、自然と大渋滞が起きる。最も効率のよい勉強の仕方、しかし同質の勉強の仕方で、皆が、高速道路をひた走ってくる。結果として、その一群は、確かに一つ前の世代の並のプロは追い抜いてしまう勢いなのだが、そうやって皆で到達したところで直面する大渋滞を抜け出すには、どうも全く別の要素が必要なようである」
「大渋滞を抜ける競争を抜けるためには、それ(ネットの活用)だけではない、もっと違う何かが必要になる。」というテーマも挙がっているが、リンク先の記事ではもちろん語られていない。当ブログでは、「ホルスの目を開く事だ」と語る。その手段は別にカバラに限らず、自分がマッチすると思う方法を見つけ出して欲しい。候補としては、神道、密教呪術、仙道、鬼道、タオなどが思い浮かぶ。
筆者が子供の頃からの付き合いの男がいて、ある資格試験を目指している。だが、実はその人はインターネットを使っていない。実際には携帯電話(スマホじゃない)で簡単なインターネットをしているし、その男の自宅に住む親がインターネットしているので、環境自体は存在する。しかし、パソコンでのインターネットはしていないのだ。資格試験合格に向けてとなれば、パソコンで情報収集した方が圧倒的に有利と言える。多くの人が高速道路で資格試験合格にリーチを掛けている一方、その男はいまだに(試験不合格の)経験やテキストで勝負しているのだ。次の言葉も含めて、本人の前で言わねばならない。「今はそんな時代じゃない」と。
シナリオを書ける人となれば渋滞は発生していない。まあ、ニーズもあまり無いのだが。一方、一定レベルのCGを描ける人は今は売れっ子なので、もし、興味があるならばCGを勉強すべきだと宣言する。ITの知識が必要となる3次元である必要は無く、一般的な2次元イラストや萌え絵で充分だ。
次のグラフ「日本のインターネット普及率」の推移グラフは筆者が作ったのだが、2000年当時では、この程度ができる人でさえ、割合的には小さかった。しかし、今では、このグラフよりも見栄えのいいグラフを作る人が大量に存在するというわけだ。

2000年当時はホームページを開設できる人が限られていたので、ビジネスはうまくいきやすかった。しかし、2015年の世の中では、誰でも気軽に幾つもブログを開設でき、2000年と比べてインターネット人口は2倍強でしかないのに、サイトの数は計測不能なくらいに倍増している。つまり、広告収入のビジネスも、難しくなったというわけだ。消滅するサイトよりも、新たに生まれるサイトの方が圧倒的に多い時期が続いたのもあり、その意味でもサイト数は増え続けているのだ。2000年にはホームページを開設するスキルを持ち、トップレベルにあぐらを掻いていた筆者だが、その程度のITスキルを後続者が得てしまい、追い抜かれてしまっているのだ。筆者はそれに気づかず、ようやく大渋滞の中に巻き込まれている状況を認識した。よって、羽生名人の言葉を、今頃になって引っ張り出してきたというわけだ。原因の一つとしては、FXなんて時間の浪費をしてしまったのがある。なまじ4年くらいうまくくいっていたのが、停滞の原因だ。FXについては、こちらの記事をどうぞ。
次は言葉の綾だが語る。それにしても、2000年の時点で当ブログのような情報があって筆者が読んでいれば、今よりも更に可能性を秘めた筆者が、効率的に何事も習得できたのに。ここからはマジだが、そもそも、どうして当ブログを作ったか? 他の真実追究系の情報は、ことごとく真実を隠すブログまたは真実を知らないブログだったからだ。仕方無いので自分で作ったというわけだ。当ブログを読んでいる青年達は幸運だ。
さて、羽生名人は先読みし過ぎだ。2004年の時点ではホームページを開設できる人は、まだまだ限られており、開設スキルを持っていれば、のほほんとしていられた。しかし、あぐらを掻いている人が先読みする羽生名人の言葉を見つける事なんて及ばなかったのだ。以後にネット系の新技術も登場している。なお、広告収入というのは、特にフリーランスに取っては重要な収入源だ。実際には思った程には儲からない。月5000円の域がどんなに厳しいか、やってみれば分かる。一方、サラリーマンなどでは、誰もが年収200~500万円くらい得ているわけで、どれだけあくどい商売に加担しているかを認識して貰いたい。批判すべきは、広告のあるブログ(特に独自性の高い内容)ではないというわけだ。
羽生名人は将棋に限らず本を出しているので、参考になる話を見つけて貰いたい。
読者のコメント(以前の羽生名人の記事より)
米長元名人が、将棋に勝つためには日常生活から運を作っていかないと駄目だと言ってたと思うのですが、勝運を引き寄せるのは術としか言い様がないですね。米長さんが言った、兄貴は頭が悪いから東大に行ったというのは、勉強が出来る程度ではだめで世の中を操作出来る魔術の実力こそが必要ということだったのですね。
羽生名人はエハンデラヴィ氏にリモートビューイング習ったって、エハン氏のブログかなにかに書いてあるの見ました! 右脳を活性化して、未来予知や遠隔透視・潜在能力の開発が出来る、米軍が開発した技術だそうです。
特に将棋では、大渋滞を抜けるのに、魔術・妖術がいかに大事かを講説できる。逆に言えば、他の人にいかにして魔術を隠すかが、業界に君臨する魔術師の命題と言える。
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羽生名人の言葉が存在する記事も紹介しておく。必読ではないが。高速道路という同じ言葉を使うのも芸が無いので、「新幹線と降りた後の混雑」と呼んでもいいが。
CNET……インターネットの普及がもたらした学習の高速道路と大渋滞
引用部分を青とする。黒字は筆者の言葉で間に挟む。
まず、羽生名人は次のような質問を受ける。この10年というのは1994年~2004年に相当する。
「この10年のITの進化とインターネットの普及によって将棋の世界の何が一番変わったか。」
羽生「将棋が強くなるための高速道路が一気に敷かれたということだと思います。でも、その高速道路を走り切ったところで大渋滞が起きています」
実は1994年の時点では、今のようなインターネットは構築されていない。Googleも1998年にスタートだし、そもそもインターネットをやっている人の割合自体が、極めて小さかった(1995年末で2.6%)。携帯電話はあったが、あくまで電話をするためのツールだった。筆者がインターネットを始めたのは西暦1999年だったとメモされていた。Windows98でインターネットをやっていたはずだ。2000年には最初のホームページを開設する。2000年頃はインターネットが定額料金でできるようになった時期で、2~3割の人が利用していた。2000年末となれば3人に1人は可能になっていたのだ。ただ、ホームページの開設となれば、可能な人は一気に限られた。ホームページでビジネスをする際には圧倒的に有利だったのだ。現在は4人に3人がインターネットをしているという。ただ、スマホユーザーの割合も高く、パソコンを手放した層もいる事だろう。
羽生「自分はIT化以前、特にインターネット以前の環境で強くなった。そして今の若い人たちの将棋の勉強の仕方は、自分たちの頃のやり方と全く違う。」
IT化という点では1994~1999年の期間では、それなりにパソコンが普及してきたが、インターネットに必ずしも接続されておらず、将棋のスキルを磨く事に対して、パソコンが有用なツールであったとは考えられない。しかし、2004年には、スキルアップの情報を使用者が検索し、ネットでの対戦などは可能になっていた。将棋のスキルアップがインターネット時代前と比べて、圧倒的に速いスピードで可能となったと言える。
羽生「将棋の勉強に没頭しさえすれば、昔と比べて圧倒的に速いスピードで、かなりのレベルまで強くなることができるようになった。そこが将棋の世界で起きているいちばん大きな変化なのだ」
「それで、かなりのレベルまで強くなるって、どのくらいのレベルのことをおっしゃっているんですか?」
羽生「奨励会の二段くらいまででしょうか」
アマチュアは新進棋士・奨励会の三段までで、四段からプロ棋士になる。二段となれば、アマチュアではトップレベルと言える。弱いプロよりは、かなり強いクラスとされる。つまり、別の職業を持ってプロではないというだけで、無名プロレベルの実力というわけだ。没頭する事を前提に、インターネットの活用で、プロレベルにまで到達できるのだ。しかも、年齢は10歳くらいから可能だ。
羽生「自分たちの世代の感覚からすると、全く信じられないスピードなんです」
「でもそれで、そのあとの大渋滞って、どういうことなんですか?」
羽生「確かにそのレベルまでは一気に強くなれるのだが、そこまで到達した者たち同士の競争となると、勝ったり負けたりの状態になってしまい、そこから抜け出るのは難しい。一方、後ろからも高速道路を駆け抜けてくる連中が皆どんどん追いついてくるから、自然と大渋滞が起きる。最も効率のよい勉強の仕方、しかし同質の勉強の仕方で、皆が、高速道路をひた走ってくる。結果として、その一群は、確かに一つ前の世代の並のプロは追い抜いてしまう勢いなのだが、そうやって皆で到達したところで直面する大渋滞を抜け出すには、どうも全く別の要素が必要なようである」
「大渋滞を抜ける競争を抜けるためには、それ(ネットの活用)だけではない、もっと違う何かが必要になる。」というテーマも挙がっているが、リンク先の記事ではもちろん語られていない。当ブログでは、「ホルスの目を開く事だ」と語る。その手段は別にカバラに限らず、自分がマッチすると思う方法を見つけ出して欲しい。候補としては、神道、密教呪術、仙道、鬼道、タオなどが思い浮かぶ。
筆者が子供の頃からの付き合いの男がいて、ある資格試験を目指している。だが、実はその人はインターネットを使っていない。実際には携帯電話(スマホじゃない)で簡単なインターネットをしているし、その男の自宅に住む親がインターネットしているので、環境自体は存在する。しかし、パソコンでのインターネットはしていないのだ。資格試験合格に向けてとなれば、パソコンで情報収集した方が圧倒的に有利と言える。多くの人が高速道路で資格試験合格にリーチを掛けている一方、その男はいまだに(試験不合格の)経験やテキストで勝負しているのだ。次の言葉も含めて、本人の前で言わねばならない。「今はそんな時代じゃない」と。
シナリオを書ける人となれば渋滞は発生していない。まあ、ニーズもあまり無いのだが。一方、一定レベルのCGを描ける人は今は売れっ子なので、もし、興味があるならばCGを勉強すべきだと宣言する。ITの知識が必要となる3次元である必要は無く、一般的な2次元イラストや萌え絵で充分だ。
次のグラフ「日本のインターネット普及率」の推移グラフは筆者が作ったのだが、2000年当時では、この程度ができる人でさえ、割合的には小さかった。しかし、今では、このグラフよりも見栄えのいいグラフを作る人が大量に存在するというわけだ。

2000年当時はホームページを開設できる人が限られていたので、ビジネスはうまくいきやすかった。しかし、2015年の世の中では、誰でも気軽に幾つもブログを開設でき、2000年と比べてインターネット人口は2倍強でしかないのに、サイトの数は計測不能なくらいに倍増している。つまり、広告収入のビジネスも、難しくなったというわけだ。消滅するサイトよりも、新たに生まれるサイトの方が圧倒的に多い時期が続いたのもあり、その意味でもサイト数は増え続けているのだ。2000年にはホームページを開設するスキルを持ち、トップレベルにあぐらを掻いていた筆者だが、その程度のITスキルを後続者が得てしまい、追い抜かれてしまっているのだ。筆者はそれに気づかず、ようやく大渋滞の中に巻き込まれている状況を認識した。よって、羽生名人の言葉を、今頃になって引っ張り出してきたというわけだ。原因の一つとしては、FXなんて時間の浪費をしてしまったのがある。なまじ4年くらいうまくくいっていたのが、停滞の原因だ。FXについては、こちらの記事をどうぞ。
次は言葉の綾だが語る。それにしても、2000年の時点で当ブログのような情報があって筆者が読んでいれば、今よりも更に可能性を秘めた筆者が、効率的に何事も習得できたのに。ここからはマジだが、そもそも、どうして当ブログを作ったか? 他の真実追究系の情報は、ことごとく真実を隠すブログまたは真実を知らないブログだったからだ。仕方無いので自分で作ったというわけだ。当ブログを読んでいる青年達は幸運だ。
さて、羽生名人は先読みし過ぎだ。2004年の時点ではホームページを開設できる人は、まだまだ限られており、開設スキルを持っていれば、のほほんとしていられた。しかし、あぐらを掻いている人が先読みする羽生名人の言葉を見つける事なんて及ばなかったのだ。以後にネット系の新技術も登場している。なお、広告収入というのは、特にフリーランスに取っては重要な収入源だ。実際には思った程には儲からない。月5000円の域がどんなに厳しいか、やってみれば分かる。一方、サラリーマンなどでは、誰もが年収200~500万円くらい得ているわけで、どれだけあくどい商売に加担しているかを認識して貰いたい。批判すべきは、広告のあるブログ(特に独自性の高い内容)ではないというわけだ。
羽生名人は将棋に限らず本を出しているので、参考になる話を見つけて貰いたい。
読者のコメント(以前の羽生名人の記事より)
米長元名人が、将棋に勝つためには日常生活から運を作っていかないと駄目だと言ってたと思うのですが、勝運を引き寄せるのは術としか言い様がないですね。米長さんが言った、兄貴は頭が悪いから東大に行ったというのは、勉強が出来る程度ではだめで世の中を操作出来る魔術の実力こそが必要ということだったのですね。
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特に将棋では、大渋滞を抜けるのに、魔術・妖術がいかに大事かを講説できる。逆に言えば、他の人にいかにして魔術を隠すかが、業界に君臨する魔術師の命題と言える。
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