勇者ヨシヒコと魔王の城~人々にマイクロチップを埋め込み、自由を求める者には疫病を仕込む


テレビ東京で2011年に放送された。内容としては、魔王の正体はフリーザっぽい(白い爬虫類系の)宇宙人で、地球の大衆にマイクロチップを埋め込み管理しつつ、従わない者には不便な暮らしと疫病を仕込むというオチだった。マイクロチップを埋め込んだ者には便利な生活を味わわせ、支配に対して敵意喪失させる。
ゲームのドラゴンクエストをイメージするといいが、魔王軍は決して人間を滅ぼそうとはしない。管理したり支配する事が目的なのだ。
改めて語るが、新コロナが登場する前の2011年の作品となる。「少ない予算で作りました」とか毎回表示され、モンスターの素材がボール紙っぽく安っぽかったり、戦うシーンはコミックで表現されていたりと、確かに予算を切り詰めて作った模様。
なお、前半や中盤までは馬鹿馬鹿しい話が多いが、最終話の付近になると、どんでん返しという具合。もちろん、馬鹿馬鹿しいながらも最終話まではちゃんと視聴できる水準となる。セクハラシーンが多いが、令和の今だと怒られてしまったり、自粛する水準。
現実の話になり、支配者が大衆にマイクロチップを入れようと企んでいる事は認識している人も増えてきた。しかし、支配者が宇宙人という認識には到達できない人もいる。今回の作品のように、正体は宇宙人だと教えてくれているのに、途端に拒絶する人も中にはいる。「マイクロチップの部分は事実だけど、宇宙人という部分は大嘘」のような器用な事は、創作物ではあまりしないのだと把握しよう。シナリオライターがゼロから考えているのではなく、秘密結社で習う真実が物語になるのだから。

昨今の社会情勢としては、政府への不信感を強める方向となっている。世界政府を台頭させる準備段階なので、くれぐれも必要以上に政治家とかを憎まないようにしてもらいたい。


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ジャンル : 映画