しんぶん赤旗(共産党)がドラクエに難癖~ジェンダー(男女差別)問題として批判

ドラクエというのは、ドラゴンクエストというゲームシリーズの事。共産党の新聞・赤旗にジェンダー記事として掲載され、批判を集めたという話。記事の作者は清田隆之という人。
当ブログ管理人はドラクエはナンバリング(1~9、11)に関してかなり詳しいので語れる。
次のムービーは概要。ドラクエを知らない視点から語っているので、ドラクエを知らない人にもマッチ。
赤旗の内容は次。
「ドラゴンクエストというゲームをやって驚いた! 女性がセクシーな服を着ている! 規制すべきだと思う」
●いちいち引っかかるのがジェンダーの問題
●ゲームのそこかしこから強い"男性目線"を感じてしまう
●例えば、世界の危機を救うために生まれてきた勇者が男性で、そんな主人公をいつまでも待ち続けてくれる幼なじみ
●能力や役割も、おおむね「男性キャラ=攻撃、女性キャラ=回復やサポート」
●「~だぜ」「~だわ」など話し方もジェンダーのステレオタイプをなぞるもの
●胸やお尻を強調した女性格闘家のキャラ造形や、女学生の制服やバニーガールの格好が女性キャラの防具になっているなど、過度に"お色気"が織り込まれているのも気になる
●多くの町に性風俗を思わせる場所が用意されているのも大いなる疑問
●子どもも楽しむ国民的ゲームが本当にこれでいいのか
赤旗記事を書いた人が指しているのは、ドラゴンクエスト11だとブログ管理人は判断した。

11なんて、オネエ(オカマ)みたいなキャラ(シルビア)が出てきて、お色気攻撃するくらいで、LGBTに配慮し過ぎでキモイ水準。しかしながら、従来の男性像、女性像も健在で、それに噛みついたのが赤旗。

一般的意見だと、「男は武器で戦い、女は回復サポート(もしくは助けられるだけ)」という意味でジェンダー問題に該当するのは、ドラクエ1と2くらい。他のシリーズは転職とかで、みんな近い能力になったり、女性上位すらあり得ると語る。
しかし、ドラクエ11は違う。見た目は中性的ではあるが、勇者は男。幼なじみの女の子が、勇者男の活躍を待ち続けるという表現だ。

戦闘に加わる女キャラもいるが、長剣を持たず、杖などでサポートというのも確か。

槍と格闘の武術キャラも居るが、セクシー攻撃ばかり。

というわけで、赤旗記事の作者がデタラメを語ったわけでは無いが、ドラクエと ひとくくりにするのは誤解の原因という事だ。そして、ドラクエ11の女性陣は決して男性の言いなりではなく、気後れせず、自己主張も強く、男性陣がタジタジになるくらい。また、「ドラクエ11に女性に対するジェンダー問題がある」とする結論がデタラメ。オカマが自己主張しているのは問題ありだが、赤旗記事作者は語っていない。
旧来のジェンダーを問題にする事自体が問題というのが当ブログのスタンス。待ち続ける女の子やサポート・回復薬の女の子で良いという思考だ。男によるお色気攻撃の方がキモイのでドラクエから廃止すべき。
ドラクエ11には、女の名を名乗るオカマキャラが問題だし、なんと男同士で結婚してしまう驚愕の大問題がある。この手の内容を問題視すべきであって、可愛げのある女の子やお色気女が出てくるのを問題視するのは見当外れで、支配者(大富豪)の思うツボ。
ドラクエ11では龍の神様が女っぽいし、寺院の太師も女、時の番人も女だ。勇者は男でも、勇者を導く もっと偉大な存在は女と言える。男女の立場が逆になっても、ドラクエはジェンダー問題として次のように叩く事ができる。「龍の神様が男で、女勇者に戦わせるという問題のある作品だ」と。よって、赤旗記事の作者は別の部分で勘違いしている。
そもそも、女がほぼ出てこない「魁!!男塾」の方が問題だ。女性を軽視し過ぎで、「女の役割なんて存在しない」、「女は引っ込んでろ」、「サポート役も男で充分、女は要らん」といわんばかりに、登場人物に女がほぼゼロという具合(通行人とかは別)。ほぼゼロというのは、実は男の振りをし、筋肉をムキムキに鍛えた女が敵に1名は混じっている。「女はムキムキで男のような様相でないと価値がない」と言わんばかり。他には、女のような顔と長髪の男は主要キャラとして登場。多くの男キャラは女に興味を示すシーンが無い。男達はただ戦いだけに興味があるのだ。ジェンダーが気になるなら、ドラクエではなく、男塾に噛みついてもらいたい所だ。続編・外伝がまだ続いているらしいし。


男塾に出たムキムキ女は、戦い相手の男に「女は殴らん」と言われて殴る蹴るの対象から除外されてしまった。ジェンダー問題ではなかろうか。ただ、少年漫画とかで男女差別をなくすとなると、女もバキバキに殴られて顔が変形し、あちこちを負傷して血を流さないといけなくなり、差別がない方が問題のはずだが。改めて語るが、戦いが主体となる少年漫画で男女平等の扱い、女でもボコボコに殴る蹴るされたり、服とか剥ぎ取られても男のように平然として戦いを続ける、そんな表現がマトモなはずはあるまい。まあ要するにジェンダー問題なんてのは、なんとでも難癖を付ける事ができるといえる。
ドラゴンクエスト全般を把握している人向けの考察を1つ。全く知らない人は、このブロックは飛ばして次へ。
ベロニカとセーニャはセニカの生まれ変わりだが、更に生まれ変わってドラクエ3のレイアムランドの双子巫女に。更には、ドラクエ6のバーバレラそしてバーバラに生まれ変わり、ドラクエ4・モンバーバラのマーニャ、ミネアに生まれ変わり、ドラクエ5のアイシス女王と踊り子クラリスに生まれ変わる。要するに時系列は11→3→6→4→5という事。地底世界では、3→1→2。
嫌われ度合いが強い組織としてNHKが思い浮かぶが、なにをやっても言っても批判されたり、馬鹿にされる事は共産党系列者も理解できよう。共産党が知るべきは、そもそも嫌われているという事実だ。何を言っても叩かれるというのに、支持を集めているドラクエとかに噛みつくのは間違いだと気づかない所が問題。
なお、NHKとは違い、政党の場合には、話題になる事そのものが戦略。ゲーム嫌いの人が共産党を支持してくれるかも知れないし、ドラクエ好きの人が共産党の政策を確認して支持してくれるかも知れない。記事を目にし、共産党に関心のなかった1万人の内、30人でも興味を持ってもらえれば成功なのだ。その手には乗らせないために、当ブログでは政党政治自体を却下する文面を付け加えるとしよう。
当ブログは共産党を支持していない以前に、政党政治・選挙制度自体を支配層による偽りだと判断している。他の政党もただちに却下すべき所ばかりだ。
共産党のトリックとしては、消費税は大きく下げるとか、聞き心地の良い事を発信しつつ、男らしさ女らしさを問題とする事で少子化に誘導する。そして、消費税は上がる一方なのを批判するだけにし、LGBTを推進するという支配層の手法。政党に対しては聞き心地の良い政策に注目するのではなく、おかしいぞと思う変な政策にこそ注目すべき。支配層は大衆の多数が嫌がりそうな政策しか実施するつもりがない。この観点だと、どの政党も支配層の駒だと判別できよう。

先日はイギリスの女首相が大きく減税すると発表したら、異常なまでに英ポンドの通貨安となった。日本に当てはめると、消費税をゼロにすると総理が言ったら物凄い円安となったイメージ。女首相は減税を撤回するも辞任となった。増税は支配層が決めている。よって、減税を掲げる政党が勝利し、減税を打ち出しても、真の支配者(大富豪)から嫌がらせのように円安にされる危険があるわけだ。結果、減税を掲げていた政党も撤回する事になるだけ。円高になると、消費税なんて比較ならないくらい物価が上昇する事は今年、把握できたろう。そんな嫌がらせをされてしまうわけだ。減税が駄目という話ではなく、日本の政治を動かしているのは国会ではない事を把握せよという話。当ブログでは、税金、特に個人への課税は国家による犯罪級の行為だと認識している。
続けて、他の政党こそを叩こうと思ったが、別の記事で実施するという事で。
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