

マブラヴオルタネイティヴという作品は、界隈では有名になっている。知っている人は少数派だが、知れば熱狂的なファンになる確率が高いのだ。ブログ筆者も以前から気になっていたが、ようやく物語に触れる事ができた。
ブログ筆者は全年齢対象のアニメが存在する事を知りアニメを視聴した。しかし、とある理由により、コミックを読む事にした。まだ読破していないが記事を書く。
内容としては、凶悪な異星人が火星から月を経由して地球を侵略してくる。巨大な化け物の形だが、意識を持ち「異星人」と表現される。しかも人の心を理解できないので地球人への殺戮を繰り返す。地球人は異星人に応戦しつつ、人間同士でも争ったりする物語。
コミックに記されているのだが、進撃の巨人の作者は、「マブラヴをパクリました」と語っている。
証拠はこちら……リダイレクトのメッセージが出ても進んでO.K.

改めて語るが、アニメを見たにもかかわらず、急遽コミックも読む事にした理由は、記事の本編では語らないでおこう。ちょっと調べれば、「そりゃ当然だ」と分かるはず。アニメに飛びついてミスした理由は、「多分、面白いはずだから、事前の情報は最小限にして、調査せずに視聴を開始しよう」と思ったから。ブログ読者へは、アニメでも原作ゲームでもなく、コミック全17巻を奨めておく。
実はこの作品は、原作がアダルトゲーム。いわば、そのような業界であっても、チームを率いているのは理[ことわり]を授けられた魔導師(和風の術師も含む)というわけだ。
プログ筆者はゲームをプレイした事はないが、アニメを見るまでの印象としてはSFの進撃の巨人を想像していた。しかし、実際には違う要素が含まれている。
架空の日本とはいえ、アメリカとの戦争で負けた帝の立場を美化しつつ、国民の中は日本を思うがゆえ、武装して現政権を殺戮するシーンもある。帝が美化されているのは却下だが、武力で決起した組織が、アメリカと結託する現政権を打ち倒すみたいな出来事が実際に起きないと、何も変わらないと思わされた。7月には関連しそうな事件が日本で実際にあったが、更に日本人を陥れるための策略ではない事は願いたい。
コミックの作者も原作エロゲに対し、戦争に敗れた日本と天皇の話だと解説していた。しかし、通常のゲーム作品だと物議を醸すので、アダルトという目に触れにくい界隈で異世界という形で日本の現状を訴えているのだと語られる。エロゲを作る人なら日本の現状を憂いて作品にできるのでともかく、プレイヤーの方は影響力を示すのは無理でしょ。女からパワーを得ていない男が、なにか有意義な活動をしたり、達成する事は、(宇宙由来の魂などでない限り)ほぼ無理だからだ。なお、2022年の時点では、エロを削った同じ内容が全年齢対象のアニメになっているので、ファンの中に日本の現状を把握できる人も増えたのかな。
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