

少子化の原因は
・未婚化
・晩婚化
としている。当ブログは未婚化と晩婚化の原因こそが本質だと主張したい。
政府案としては
・不妊治療(体外受精、顕微授精)に補助金(保険適用)
・出産したら100万円
など。
それに対してムービーでは
・経済格差の是正
・貧困層の底上げ
・小中教育の現場で結婚や社会生活を教える
を提唱する。
ただ、いずれも抜本的な解決策にはならない。まず、未婚で子供を作った場合には、少子化とは関係なくなるので話から外す。結婚してから子供を作る前提とする。少子化を防ぐには20歳代~30歳代序盤の女性(「子供を産む女性」と定義)が結婚せねば不成立となる。もちろん、40歳超でも産む気満々の女性ならともかく、その世代だと「結婚はできたらするけど産みたくない」という方向になりがち。
いくら男性が大卒の年収450万円であっても、ブサメンなデブやチビなオッサンとかと結婚したい「子供を産める女性」は極めて少数派となる。1対1で結婚する以上、ブサメンなチビやデブなオッサンが子供を作れる環境にならねば、少子化は防げないと当ブログは考えている。昭和の女性は、ブサメンとかチビでも、受け入れて結婚したから子供が生まれていたのだ。もっと以前のムラ社会だと、夜這いで子供を作ってから、自分を抱いた男の中から好きな相手を選んで結婚していたのだ。男の方も結婚したくない女を抱いたら、女の両親からも含めて結婚を迫られてしまうので、結婚してもいい相手を選んで夜這う事になる。
政府案を踏まえると、そもそも容姿の劣る男との不妊治療は(結婚さえ実現しておらず)あり得ないのだから、無意味なのだ。そして、容姿が劣ると年収450万円でも不利。チビでも結婚しているとかあるが、それは社交性などでカバーした結果。容姿が劣る場合、社交性の度合は低まる。街やスーパーを歩いていて、男が相当チビなカップルはたまにいるが、相当なブサメンが女を連れているのは、まず見ない。
昭和の中期(1960年辺り)では、30歳代後半の男性の96%くらいが結婚していた。出家者だったり、訳ありの事情がある人以外は、99%超で男性が結婚できていたと言える。となると、相当な貧困層でも結婚できていたので、現在結婚できない理由に貧困が原因というのはおかしい。女性が結婚しなくても生きられる社会になった事と、女性が男性をより好みするようになった事こそが原因だと当ブログは考える。言い換えると、貧困どころか、特に女性の充分な収入こそが未婚化の原因だ。
貧困だから子供を作りたくないというのは表面的で、貧困を子供に味合わせたくないからというのが本質だ。言い換えると、自分の子が裕福な子供達に劣等感を得る心配がある。昭和中期の日本は、多数派が貧乏だったので、今よりは貧乏が恥ずかしくなかった。
ここでチビ(低身長)を定義しておく。若い女性の話で目立つのだが、「男性の166cmとかチビ・低身長の人と付き合った事があります。だから、付き合うのに男性の身長は関係ないです」みたいな主張はアテにならない。160cm未満でチビ・低身長と言える。流石にこのラインを超える(160を下回る)と恋愛対象になりにくいはず(女の身長や体重は平均的だとして)。もちろん、昭和までの日本では、多くのチビ(時代も考慮して155cm未満)が結婚しているからこそ、(わけありに該当しない)男性の99%の結婚率が達成できたのだ。
なお、わけありの定義はさせないで欲しい。
一方、当ブログ管理人の知人(男女は伏せる、上場企業の正社員)が、お見合いをしたのだが、顔を見た途端に、相手から「ごめんなさい」となったケースを知っている。写真はごまかしていたとして、顔や体型以外のスペック(年齢、職場、年収)に問題ないからお見合いなのに、容姿で蹴られる事例が身近にあったのだ。
政府はもちろん、ムービーの作者も、次がどれだけの格差なのかを把握していないのだ。
「デブでブサメンのオッサンな年収450万円」
「フツメン中背で30歳の年収400万円」
年収の格差を縮めると、容姿の格差で結婚できない人が現れるのだ。人より年収が高かったから、ブサイク・チビでも結婚できていた層が、脱落し始めるのだ。
匿名掲示板を作った「ひろゆき」は次のような話をする。
・赤ちゃん生まれたら1000万円
・街の明かりを消す
しかし、明かりを消した所で、結婚していないブサメンなオッサンと子作りする道理はない。相手の居ない人が1000万円を貰う権利はない。
政府(地方自治体でもいい)が次のような事を実施すれば、多少は緩和しよう。
・初婚の場合には最大1000万円を給付……年代に応じて減額し50代だと200万円とかに、分割支給とし早期離婚したら打ち切り
・ブサメンやチビなど容姿が劣る者が結婚する場合には500万円を給付……デブはダメ
・無職が結婚する場合には1000万円を給付……無職でチビとかなら1500万円に
・低所得者が結婚する場合には最大800万円を給付
・未婚で容姿の劣る者はファッションセンス講座や恋愛講座に召集される(給料も出る)
・デブは痩せさせられ、体型キープで給付金
・容姿の劣る者が、ファッション系の買い物をする場合には50%オフ
・顔のデキモノなど、形成外科で治るようなマイナスポイントは治療に大きな補助金
・歯の色など、美容歯科で治るようなマイナスポイントは治療に大きな補助金
・給付を受ける場合には、正当な結婚かを審査
要するに、結婚に前向きの場合には経済の格差をサポートしつつ、容姿の格差を埋める所がポイント。ちなみに、顔にデキモノや大きなホクロがある人が結婚相談所で使う写真を撮る前には、相談所の人から「まず皮膚科(形成外科)へ行ってください。紹介します」と言われるようだ。
関連記事
女性の社会進出と少子化の罠