闇鍵師～江戸は魔物を封印している

本日は闇鍵師という作品の話。2008年辺りの作品となる。


江戸時代の中期が舞台となる漫画で、江戸の町は魔物を封印するために造られている。人の心の中から魔物が現れるような基本に沿った話となる。

登場人物で印象に残っているのは奉行（江戸の治安を取り締まる）で、妖怪なんていないと思っていて、残虐な行為を魔物のせいにすることが許せない。しかし、実際には魔物こそが悪いことを思い知る。

現実に置き換えると、どうせ捕まるような事件を起こし、本人にもあまり意味がないような通り魔的な事件が日本でもたまに起こる。実は魔物の仕業だと考えることが、むしろ本質と言えそうだ。


４巻で第一部・完となるが、10年経っても続編は出ていない。一応、20年経って続編の出た、男坂やキン肉マンみたいな作品もあるにせよ、作者もしくは作品がかなり有名だから実現したと言える。


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