悪魔の最大の目的というタイトルが目に留まり、ムービーというか、匿名掲示板のコピペ・テロップを視聴した。テロップ(文字ムービー)の方は消されていたので、同じ内容の朗読を案内する。


文字が良い場合には、「悪魔の最大の目的 廃屋」で検索すると、発見できる。
肝試しの所は特に反応しなかったが、気になった点が2つあった。
まず、キリスト教の牧師(この表現はプロテスタント系)である父親が、不思議な呪文を唱え始める事だ。除霊ができるという事は、エクソシストの資格もあると言えよう。ここで思うのだが、牧師は除霊の秘術を持っているのに対し、一般信者はもちろんできない。言うまでもなく、給料を貰える人と信者とには知識の格差があるわけだ。言い換えると、牧師は信者に隠している事があるのだ。
エクソシストの分類だが、どう考えても魔法使いだ。聖書には「魔法を使う者は良くない」とあるので、エクソストの秘術だけは、魔法じゃない事になっているのだろう。
大衆が宇宙人を信じないよう誘導できるのであれば、支配層の手段は科学でも宗教でも構わない。
別に聖書は宇宙人を否定するわけではなく、未確認飛行物体や龍蛇、獣など、神でも人でもない人外が語られている。その聖書を使って、宇宙人を拒絶するカルト宗教が存在する事実があるに過ぎない。カルトに属していると、宇宙人情報に噛み付く場合がある。理由は「教義に、いないと述べられている」でしかない。聖書そのものは、むしろ宇宙人を語っており、宇宙人説が正しいとすると、聖書が正しい事が証明されると考える思想も広がっているのだ。
進化学者が出世して、秘密結社に入れたとしよう。格上の教授から、「進化論は、嘘ぴょーん」と言われて改宗する事は確定している。同様に、いかに教義に「宇宙人はいない」とあっても、自分がその組織で出世すれば、格上の人から「実はそれは信者を騙す嘘ぴょーん」と諭されるという展開なのだ。つまり、たとえ学問の前提や宗教の教義に「宇宙人は地球に関わっていない(または一切いない)」とあっても、幹部はそれを嘘だと知っているというわけだ。同じ組織に属していても、幹部と末端の知識には差があり、真実が裏返る事すらある。
ムービーでは、「悪魔からの最大の攻撃は、悪魔がいないと思わせる事」と語られる。宇宙人がいると悪魔がいなくなるわけではなく、悪魔の正体が宇宙人という話になる。
当ブログでは宣言したい。宇宙人からの最大の攻撃は宇宙人がいないと思わせる事!
攻撃は「呪い」という言葉に置き換えても良い。黒魔道師からの最大の呪いは魔法が無い思わせる事という図式も成立する。
魔法に関しては、「大衆が魔法に気付かない」という魔法を掛けられるので、たとえ、魔法の物語(映画・小説・漫画アニメ)を研究していても、本当にあると気づける人は少ない。
キリスト教系の自称・聖霊使いが「魔法は悪い事なんだ」と称して、聖霊の魔法を使う事になる。
たとえ、キリスト教の達人が聖なる霊と関わるとしても、分類としては白魔法になり、れっきとした魔法だ。魔法の事典では、忍術も魔法の一種とされている。キリスト教の達人の行う聖霊との交流に対し、「魔法ではない」と逃れる所が欺瞞というわけだ。より上位の魔道師に「自分の使っているのが魔法だと気付かない魔法」を掛けられている魔道師といえよう。
主題からは逸れるが、今回のムービーのような話に対し、「作り話なんだ」という主張を却下したい。当筆者はシナリオライターだが、作り話ってのが難しい事を自覚している。自分の信じている世界とか、実際に体験した事だからこそ作る事ができる。ジョジョの作者・荒木飛呂彦も「漫画家の見た事や体験した事、感動した事を書いてこそ面白くなる」と語っている。また、エヴァンゲリオンの監督・庵野氏も「エヴァは自分の体験です。フィクションで作れると思っている人は傲慢[ごうまん]だ」と語る。エヴァのように近未来で、架空の兵器が色々登場する物語ですら、作り話ではなく「実体験です」と言うからには、「クリエーターにはアレンジの才能はあるが、ゼロから作る人はいない」という事になる。
魔道師シナリオライターですら、作り話は難しいと宣言しているのだ。
この話は「漫画家には共有のネタ庫があって、そこからアイディアを取っている」という記事でも語った。アメリカのドラマでも同じ事が語られている。「おとぎ話は何に基づく? イマジネーション? その源は?」という記事をどうぞ。
もちろん、他人の体験談を変更して創作という事はできるが、元々の作品はその作者の体験という事になり、似たような話が実在するからこそだ。また、その元ネタの話を事実だと認識していないと、創作は相当に苦痛だ。匿名掲示板なんかに投稿しても、お金にならないはずだし。また、何かを参考に作ってもパクリが露呈しやすいので、叩かれるリスクを冒してまで投稿する事は考えにくい。匿名掲示板で、「誰も読まないかも知れないような作り話を披露する才能」を発揮する事はできないのだ。作り話できる才能があるならば、匿名掲示板という舞台では不自然というわけだ。
話を戻すと、実際に体験したからこそ投稿できるのであって、悪魔の目的を父親から聞いた青年がいたというわけだ。
今回のムービーの話ではないが、大学入試センター試験で、妖怪の問題が登場したそうだ。バブル経済や産業の空洞化など、妖怪が登場した時代背景が語られる。ゲゲゲの鬼太郎や、妖怪ウォッチの登場した時代は、人々が混迷しているという主張だ。
もちろん、そんなものはデタラメで、飛鳥時代にも妖怪だらけだし、戦国・江戸時代も妖怪だらけ、妖怪が本当にいるからこそ、常に語り続けられているのだ。また、妖怪こそが、人々を混迷に誘導している。
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漫画家には共有のネタ庫があって、そこからアイディアを取っている


文字が良い場合には、「悪魔の最大の目的 廃屋」で検索すると、発見できる。
肝試しの所は特に反応しなかったが、気になった点が2つあった。
まず、キリスト教の牧師(この表現はプロテスタント系)である父親が、不思議な呪文を唱え始める事だ。除霊ができるという事は、エクソシストの資格もあると言えよう。ここで思うのだが、牧師は除霊の秘術を持っているのに対し、一般信者はもちろんできない。言うまでもなく、給料を貰える人と信者とには知識の格差があるわけだ。言い換えると、牧師は信者に隠している事があるのだ。
エクソシストの分類だが、どう考えても魔法使いだ。聖書には「魔法を使う者は良くない」とあるので、エクソストの秘術だけは、魔法じゃない事になっているのだろう。
大衆が宇宙人を信じないよう誘導できるのであれば、支配層の手段は科学でも宗教でも構わない。
別に聖書は宇宙人を否定するわけではなく、未確認飛行物体や龍蛇、獣など、神でも人でもない人外が語られている。その聖書を使って、宇宙人を拒絶するカルト宗教が存在する事実があるに過ぎない。カルトに属していると、宇宙人情報に噛み付く場合がある。理由は「教義に、いないと述べられている」でしかない。聖書そのものは、むしろ宇宙人を語っており、宇宙人説が正しいとすると、聖書が正しい事が証明されると考える思想も広がっているのだ。
進化学者が出世して、秘密結社に入れたとしよう。格上の教授から、「進化論は、嘘ぴょーん」と言われて改宗する事は確定している。同様に、いかに教義に「宇宙人はいない」とあっても、自分がその組織で出世すれば、格上の人から「実はそれは信者を騙す嘘ぴょーん」と諭されるという展開なのだ。つまり、たとえ学問の前提や宗教の教義に「宇宙人は地球に関わっていない(または一切いない)」とあっても、幹部はそれを嘘だと知っているというわけだ。同じ組織に属していても、幹部と末端の知識には差があり、真実が裏返る事すらある。
ムービーでは、「悪魔からの最大の攻撃は、悪魔がいないと思わせる事」と語られる。宇宙人がいると悪魔がいなくなるわけではなく、悪魔の正体が宇宙人という話になる。
当ブログでは宣言したい。宇宙人からの最大の攻撃は宇宙人がいないと思わせる事!
攻撃は「呪い」という言葉に置き換えても良い。黒魔道師からの最大の呪いは魔法が無い思わせる事という図式も成立する。
魔法に関しては、「大衆が魔法に気付かない」という魔法を掛けられるので、たとえ、魔法の物語(映画・小説・漫画アニメ)を研究していても、本当にあると気づける人は少ない。
キリスト教系の自称・聖霊使いが「魔法は悪い事なんだ」と称して、聖霊の魔法を使う事になる。
たとえ、キリスト教の達人が聖なる霊と関わるとしても、分類としては白魔法になり、れっきとした魔法だ。魔法の事典では、忍術も魔法の一種とされている。キリスト教の達人の行う聖霊との交流に対し、「魔法ではない」と逃れる所が欺瞞というわけだ。より上位の魔道師に「自分の使っているのが魔法だと気付かない魔法」を掛けられている魔道師といえよう。
主題からは逸れるが、今回のムービーのような話に対し、「作り話なんだ」という主張を却下したい。当筆者はシナリオライターだが、作り話ってのが難しい事を自覚している。自分の信じている世界とか、実際に体験した事だからこそ作る事ができる。ジョジョの作者・荒木飛呂彦も「漫画家の見た事や体験した事、感動した事を書いてこそ面白くなる」と語っている。また、エヴァンゲリオンの監督・庵野氏も「エヴァは自分の体験です。フィクションで作れると思っている人は傲慢[ごうまん]だ」と語る。エヴァのように近未来で、架空の兵器が色々登場する物語ですら、作り話ではなく「実体験です」と言うからには、「クリエーターにはアレンジの才能はあるが、ゼロから作る人はいない」という事になる。
魔道師シナリオライターですら、作り話は難しいと宣言しているのだ。
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もちろん、他人の体験談を変更して創作という事はできるが、元々の作品はその作者の体験という事になり、似たような話が実在するからこそだ。また、その元ネタの話を事実だと認識していないと、創作は相当に苦痛だ。匿名掲示板なんかに投稿しても、お金にならないはずだし。また、何かを参考に作ってもパクリが露呈しやすいので、叩かれるリスクを冒してまで投稿する事は考えにくい。匿名掲示板で、「誰も読まないかも知れないような作り話を披露する才能」を発揮する事はできないのだ。作り話できる才能があるならば、匿名掲示板という舞台では不自然というわけだ。
話を戻すと、実際に体験したからこそ投稿できるのであって、悪魔の目的を父親から聞いた青年がいたというわけだ。
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