壁ドンとは、主に女性が男性によって壁際に追い詰められ、主に男性が後ろの壁を手でドンとやって迫るアプローチ。
まず、次の広告のイラストを見て欲しい。どう見ても女性・少女の読む内容。


イケメン限定にせよ、壁ドンを欲しているのは明らかに女性。一部の男性が壁ドンとかアプローチ方法を研究する事はあっても、ほぼ全ての男が壁ドンそのものには関心はなく、女性が手に入れば経緯は問わないのだ。「壁ドンに憧れる女性(目的化している女性)」は居ても、「壁ドンが目的の男性」が居るわけがない。壁ドンのその日の内にキス、あわよくば……までゆきたいはず。
少子化対策のため、男子による女子への壁ドンを将来の教育(恐らく中学や高校)に組み込む案が出て、内閣府主催の会合に集まった男女が実技演習を実施したという出来事があったようだ。
良さげな解説ムービーはなかったが、この話が初耳な人で、詳しく知りたい場合には以下を先にどうぞ。
内閣府が教育に「壁ドン」を組み込む?……4/19時点でムービーは5件以上あるが、当ブログが信用していないチャンネル(元トランプ信者だったり、陰謀論を排除する指針だったり、黒魔道士)ばかりなので、ブログのコンテンツにはしない
ネットには内閣府を叩く内容が多いようなので、当ブログでは中立で語ってみる。中立になりたかった理由は、政府のやる事が的確だとも思わないし、大衆の反応も的確だと思わないからだ。
大衆の意見で「すでにある程度、打ち解けた男性からならば受け入れられる。しかし、好きでもない男性にされてもセクハラ」という話は妥当と言える。だが、そもそも告白の時点で壁ドンは、どちらにしても実施しまい。何度かデートを重ねたのに、女の子と親密になれてない時が想定のはず。よって、勝手にセクハラ場面を想像している点で、有効な意見とは判断できなかった。無論、最初のデートができない男女ばかりなのが、より大きな問題なので、壁ドン教育も有効と言えない。
他には「壁ドン教育の研究に税金を使うのではなく、子育て世帯の金銭的支援」のような意見もあり、それこそが無意味な話。現在モテない人間が、「結婚して子供を産めばお金を貰える」程度で結婚できる相手に出会える事はない。そもそもすでに子育て支援はたくさんあるではないか。女にとって思わしくない母子家庭になっても手当が出るわけだし。
発展途上国の最貧困層でも子供を作って母になり楽しそうな女性もいる。お金の心配なんてしていまい。国にお金を頼る態度も見せまい。まあきっと、夫の方が壁ドンに準じる何かをし「俺は日給500円だけど、お前を食わせてやる」というアプローチをされて、女は嫌と言うも、そのまま男が押し切って子作りといった所だろうけど。要するに、「子育てにお金が欲しい」という根性自体を直す教育が必要な点で、壁ドンは見当違いといえる。
一方、壁ドンは男性の背が高い事が前提。女性に有効なアプローチが必要なモテない代表であるチビができない。これでは、教育に組み込んでも実際に必要な人の半数くらいにとって使い物にならない。
他にもありそうな大衆の意見としては、「壁ドンなんて求めていない女もいる」かな。しかし、その意見は「パフパフなんて求めていない男もいる」程度の話であって、相手をある程度好きな前提で、壁ドン系をやってもらえればそれはそれで「有り」のはず。パフパフを求めていない男がいるからといって、パフパフそのものが無価値になる事はなく、依然としてパフパフそのものには意義がある。パフパフを求めていない男が、パフパフで迫られても、それはそれで受け止めるべきだろう。視点を変えると、壁ドンの必要有無で誰かを批判したいならば、「壁ドンを求める他の女」であって、「壁ドンをするかも知れない男」ではないのだ。
女性の若い活動家の意見として「女性は優秀な遺伝子を残したいのだから、9割の男性はNG」のような主張も発見した。遺伝子に優劣をつけるピラミッド思考となる。こういう女性が増えた事が少子化の主な原因。昭和前半までのように、
・見合いなどで出会った人が嫌じゃなかったらそのまま結婚
・親が用意するのがしきたりで、初対面でその夫と結婚(親が選んでいるのだから、ゴミの確率は低い)
・まずは周りの男と子作り行為をし、妊娠した後に抱いた男の中から夫を指名(村社会の夜這いの事)
のようなシステムでないと少子化は防げない。子供を作れる9割の男がNGとか言っている思想に女性がなっている時点で、ますますの少子化な未来は決まっている。
昭和前半以前の女性が「男の9割はNG」なんて思っているわけがない。むしろ村社会の女ならば、「どんなヘタレな見た目の男でも、頭の悪い男でも、女の身体を悦ばせる事だけは知っている」と認識していたはず。言い換えると、若手の男というだけで最低ラインを突破していた。女性は男性よりも、嗅覚や色覚など優れる要素を持っているが、異性との身体の相性を見抜く能力は低い。男は女を見ただけで、およその抱き心地などが分かる。だが、女は9割の男がNGとか言っているよう、しりぞけた9割の中にテクニックを持っていたり身体の相性のいい相手がいる事を想定できないわけで。女の選びそうな1割、他の女も狙っているわけで、女に言い寄られる男群となる。浮気しやすいし、相性がいい保証はない。
男にとっても、実は6割の女はNGとなる。そんな馬鹿なと思うかも知れないが、30代後半の容姿の冴えない未婚男性がいるとして、次のような女性はNGのはず。
・40歳代50歳代以降の独身女性
・強烈なデブ
・バツイチや離婚を繰り返した女性
・金遣いが荒い女性
昭和前半までには、ほぼいなかった上、結婚市場に出る女性の大半が20歳中盤まで。昭和前半までは、結婚希望女性ならば(ヤバイ1割を除き)誰でも良かった男性ばかり。そりゃ、結婚が成立したのも納得。当時は97%の男性が結婚していたという。現代の話、ましてや高スペック男性ならば、もっとより好みしてくる。もし、リストに該当するのに結婚OKを貰っている場合には、その女性は霊力が高いのかも。
晩婚化というのは幻想で、今でも女性の初婚年齢の最頻値は26歳くらいだという(付き合う期間も必要なので、もっと若い内に出会っている)。若い女性だからこそ、男は結婚する気になっている裏返し。初婚40歳とかも増えているので、平均はそれなりに上がっているようだが。
壁ドンというのは、要するに「貴女とやりたい」という行動だ。口には出しにくいので、内閣府の教育方針も有効な気もするが、女の方が「9割の男は受け入れない」という態度だから不成立となる。政府やマスコミこそが、そういう思想に女性を染め上げてきたのだから、内閣府を批判しつつ、一方では政府マスコミに染め上げられている。よって、大衆の思想はダブルスタンダードで話にならないというわけだ。女性の社会進出は少子化のための陰謀だ。大半の女性は「夫の稼ぎで生活できる権利」を奪われたに等しい。
国内に子供のいない大人が増えると、そういう人の思想がどうなるかというと、国の未来なんてどうでも良くなる。移民が増えようが、企業や事業が海外に乗っ取られようが、自分が生きている間だけでなんとかなれば、残った同朋がどうなろうと知ったこっちゃないという思想に。
【子供を減らす魔法の言葉】
・女性の社会進出を
・男女雇用機会均等
・ジェンダーフリー
安倍時代には「SHINE! すべての女性が、輝く日本へ」ってのがあったが、シャイン(輝け)の部分は、ローマ字読みだと「死ね」となり、呪いが掛っている。ほんの一部の女性が輝く一方で、結婚もできない女が増えるという呪術だ。輝いた女性とやらも、どうせ自分よりも更に収入があって、有名で活躍している男性にしか興味がないという寸法。
ジェンダー・フリーも、日本で使う場合には「男女関係・不利」の意味しかないのでは?


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